LINE・出澤社長が会見(全文3)先んじて変更できなかった
「国内ユーザー」の定義は
風呂内:ファイナンシャルプランナーの風呂内と申します。 司会:よろしくお願いいたします。 風呂内:よろしくお願いします。今回、国内のデータベースとして扱う国内ユーザーの定義をちょっと確認したいんですけれども。国内ユーザーというのは、1つ目としては国内の電話番号にひも付いてLINEを使っているユーザーという考え方なのか、今ちょっと新規では受け付けられていないと思うんですけど、例えばFacebookと連携してLINEを使っているっていうユーザーが、本当に国内のユーザーかどうかって切り分けるのが難しいと思うんですけれども、アカウントが国内のユーザーであるというのを、どういう範囲を想定されているのかというのが1つ目の質問で。 2つ目は、国内のユーザーと海外のユーザーがやりとりをしたときには、例えば国内から海外にデータを送った場合、あるいは海外から国内のユーザーにデータを送った場合、そのデータは国内ユーザーのデータとしての取り扱い、今回、国内のサーバーに置く対象のデータになるのかということを確認させてください。 出澤:ありがとうございます。基本は日本の電話番号というところがベースになります。ただ、今おっしゃっていただいたいろいろなケースというのがありまして、そこは今、詰めているところでございますので、そちらについても分かりやすく、確認次第、整理をして開示をしたいというふうに思います。 司会:よろしいでしょうか。 風呂内:はい、かしこまりました。ありがとうございます。 司会:ありがとうございます。そうしましたら続きましてオンラインのほうからまた指名させていただきます。ご質問いただいております、日経BP、金子寛人さま、いかがでしょうか。
発覚前からデータ移転を予定していたのか
日経BP:日経BP、金子でございます。 司会:聞こえております。よろしくお願いいたします。 日経BP:お願いいたします。2つございます。1点が、スライドの13ページですね、画像とか動画、あるいは先ほどの質問でもあった保険証等々、韓国のほうで保管していたということですけども、管理者の方はご覧になれていたという状況かと思うんですが、これ、通信の秘密との関連というのはどういうふうに整理されているのかというのを確認させてください。これが1点です。 あと、2点目が、本件発覚前からCBPRの申請準備をされていらっしゃったかと思うんですけれども、それに当たって、発覚する前からデータの移転というのはある程度予定をされていたことなのかどうか。されていたとしたら、もともと旧来の状況においてどういう問題があるというふうに認識をされていたのかというところを確認させてください。お願いいたします。 出澤:まず、CBPRの話からいきますと、実はZホールディングスとの統合もある中で、この問題についてはZホールディングス側からも指摘というかサジェスチョンがあったタイミングがありまして、そこからこの対策について考え始めていたというところがあります。なので、そういう意味では2月ぐらいがそのタイミングで、まず準備を始めてきたというところがございます。それがCBPRの状況です。韓国で保管することに関しては、通信の秘密との関連性でいうと問題がないというふうに考えております。 日経BP:CBPRに関しては、現状、旧来の状況において何をクリアしないとCBPRが取れないというふうなご認識だったのか確認させていただけますか。 出澤:その意味でいうと、この事前に以前、準備をしていたときと今はまったく状況が変わっておりますので、現状でいうと本当に一からというか、ゼロから実際、今の体制を見直し、構築して、それをご評価いただくということになると思いますので、今からという意味でいうと、まずゼロからのスタートということになると思います。 日経BP:分かりました。ありがとうございます。 司会:ありがとうございました。それではオンラインの4人目の方、指名させていただければと思います。小山安博さま、つながっておりますでしょうか。