「宣言」9都道府県に拡大 菅首相が会見(全文2)インド株監視に少しずつシフトすべき
インド由来の変異株に置き換わる可能性は
ニコニコ動画:ドワンゴ、ニコニコ動画の七尾です。連日お疲れさまです。よろしくお願いします。WHOによりますとインドで感染急増をもたらしている変異株、これはこれまでに44カ国以上で見つかっているとのことで、現在、東南アジアや南アジアでも拡大し始めております。現時点で最悪のシナリオの1つだと思うんですが、この感染力の強いインド由来の変異株が拡大していくことだと思うんですが、これを踏まえてインドで足りないといわれておりました医療用酸素の十分な確保、あるいは医療施設の受け入れ体制のさらなる向上など、具体的対応の必要性について総理にお聞きします。 また、われわれ国民も今後、高い意識をより持っていくために、もしよろしければ尾身会長にはインド由来の変異株に今後、置き換わる可能性についてもお聞きしたいです。よろしくお願いします。 菅:まず私から。大阪や兵庫において医療提供体制が極めて厳しい状況が続いています。このために、これまでも新型コロナ患者を受け入れる病院への強力な支援、これを行うと同時に、国と大阪市・府が一体となって病床確保を行ってきています。両者で現在では4月以降、900床の病床を確保しているところであります。しかし厳しい状況が続いていることは事実です。 また、医療用の酸素、これについては供給量は、ここは現在、十分確保いたしております。引き続き状況を見ながら必要な方にそうしたものが供給することができるようにしっかりと対応していきたい。現時点においては十分に確保しているということであります。 尾身:今のご質問はインド株がイギリス株に取って代わる可能性はあるかということだと思うんですけど、比較的しっかりした調査ができているのはイギリスです。イギリスの場合は文字通りイギリス株、英国株が主流だったんですけど、そのイギリスで徐々にインド株が増えてきているということは分かってきています。少しずつ増えている。 日本の中ではすでに、国内でもインド株が時々見つかっているということで、ぽつぽつと見つかっているということで、インド株がイギリス株をだんだんと超えていく、凌駕していくということは可能性としてはあり得るので、イギリス株についてモニターは40%というのはもうほとんど到達したと思いますから、そのリソースはもう分かっているわけで、インド株へのモニタリングというものにリソースを少しずつシフトするべきだと私は思っております。 司会:それでは最前列、毎日新聞の小山さん。