大阪府・吉村知事が定例会見2月9日(全文4)「宣言」出す・出さないの話はしていない
基本的対処方針の変更も必要という話も
その中で、ただ、数があまりにも多いので、急激にピークアウトすればいいですけども、急激にピークアウトしなければ、やはり高齢者層にどんどんこれからも広がっていきますと、その危機感は僕自身も強く持っていますと。じゃあこのウイルスとどう向き合うべきなのか、ここはきちんと国民にもしっかり方向性を説明すべきじゃないかという話をさせていただいたということです。批判してるわけじゃなくて、このウイルスとどう向き合うべきなのかという本質が大切なんじゃないかと。目の前の問題、課題に解決するのは知事の仕事で一生懸命やっているわけですけど。そういった話も少しさせていただいたと。緊急事態宣言の出す・出さんとか、そんな話はしていません。 共同通信:そうすると、先ほどちらっとおっしゃった、岸田総理が経済ともバランスを取りながら判断したいとおっしゃったのは、宣言うんぬんというより、今おっしゃった知事のお考えに対して今後の対策はっていうことでしょうか。 吉村:そうです。だから宣言うんぬんではないです。そこは誤解なきように、またここであらためて説明しておきますけども。どちらかというと、このオミクロンとどう対応していくのかっていう、そこの本質のところの話をして、で、岸田総理からは、確かにオミクロンに対応した基本的対処方針の中身に変更していくのも必要であるという話もされていました。また、やはりオミクロン、このコロナに対するいろんな見方というのもそれぞれで変化してきているような状況もあるのも事実だろうと。その中で感染対策と社会経済活動をどう両立していくのか、非常に難しいけれども、そこをしっかり考えていきたいというのが総理のお考えでした。だから緊急事態宣言を出す・出さんとか、そんな話は一切してないです。
医療従事者派遣と一緒に提案されたのか
共同通信:ありがとうございます。あと、今回の臨時医療施設の増設については国のほうから話があったということですけれども、その際、医療従事者の派遣というのも一緒に国のほうから提案があったということでしょうか。 吉村:臨時医療施設をつくるということはそういうことです。東京と大阪に臨時の医療施設を設置しようと。で、これは府、東京都、国が協力しないと実現できないから、やっていきましょうと。で、これはもちろん僕もぜひやっていきましょうということを話して、この間、実務的に詰めていきました。 で、場所の確保とかいろんなロジ回りとか、そういったことについては、やはり地元でやっていかないとなかなか難しい。われわれが、何が難しいかというと、医療従事者の人材の確保、ここはやっぱり難しいです。なのでそこは国が応援をしますと。だから、この施設とか場所とか、そういったものは、大規模センターもそうですけど、われわれでつくってるわけです。で、ホテルもわれわれで確保して実際に今、動かしているわけです。なので、ここでホテルにいらっしゃる24時間の看護師さん方はそのままここでもまたその後も活動されます。そこに上乗せする形で、じゃあこれは臨時の医療施設として、ほぼ病院と近い形で動かすには何が必要かというと、やっぱり医療従事者がいないとできないんです。で、その医療従事者を国として応援派遣しますということなので、じゃあ国の人材派遣の応援を受ければ、このホテル療養もほぼ病院に近い形で、高齢者の方も受け入れれるような、そういったわれわれが今、必要としている施設が可能になる、だからつくりましょうということで話を進めていきました。 実務的に調整しながら、1週間ぐらいですかね、なので1週間ぐらい実務的に調整した上で、最終決定の判断となったので、今日、岸田総理と会談をさせていただいたということです。