大阪府・吉村知事が定例会見6月10日(全文1)第2波対策取りまとめたい
屋内で熱中症になる場合が非常に多い
そして熱中症といえば外でかかる、外でなると思われがちなんですけども、実は住居の中で、屋内で熱中症になるという場合が非常に多いです。熱中症についてもやっぱり高齢者の方が48%ということで、普段においても熱中症のリスクというのは高いんですが、今年はさらにこのウイルス、コロナ対策のためにマスクをするということをお願いしてますので、マスクをするとより熱中症になりやすくなりますから、そういった意味で熱中症リスクが高くなる恐れがあります。なので、熱中症対策にぜひ気を付けてくださいというお知らせです。 その対策についてですけども、やはり暑さをしのぐクーラーの積極的な利用と、そして暑さを知らせる情報の活用、これは大阪府でやっていきます。そして暑さに強い体づくりという3つの柱をぜひ皆さんにお願いしたいと思います。今回やはり感染症対策もお願いしてますので、マスクの着用、そして換気というのもお願いをしています。ですので、まず冷房時でも換気をぜひお願いしたいと思います。 この大阪府庁の取り組みですけども、換気をお願いしますというと、いや、換気したら室内の温度上がるやんかと。28度が最適といわれてるけども、これは換気した瞬間30度以上の空気が入ってきて、すぐ室内の温度が上がるでしょうということにも、これはなります。ですので室内の温度チェックというのは気を掛けながら、大阪府庁においては26度に設定をいたします。今年度に限って26度に温度設定をします。そして小まめな換気を実施します。そして部屋の中の室温というのを気に掛けながら、それでようやく28度ぐらいになるかなというふうに思っています。
クーラーかけつつ換気も心掛けて
それから大阪府庁だけじゃなくて、府立学校でもそういうふうにお願いをしていくことになると思いますから、26度と普段より低めに設定をして、これはちょっと電気代も掛かると思いますが、まず安全を守るということでちょっと低めに設定をし、そして換気を学校においてもしていきたいと思います。大阪府庁でもやっていきます。皆さんに26度を強要するわけじゃないですけども、皆さんにはやはりクーラーをかけながらも換気というのをぜひ心掛けていただきたいと思います。これは熱中症対策のためです。 もう1つは適宜マスクを外すということです。マスクのお願いをしてますが、やはり気温が高い中、あるいは湿度が高い中でマスクをすると、これは熱中症の危険にさらされるということになります。ですので例えば屋外で人と接しない場合はマスクをする必要はありませんから、ですのでマスクはしなくても人との距離を保てるよというところは、もうマスクを外していただいて、そして感染症対策をここでは取らなきゃいけないなというところでマスクをしていただけたらというふうに思います。 あとはやはり小まめな水分の補給、これが非常に重要です。そして日頃からの健康管理をぜひしていただきたいと思います。で、暑さに強い体、暑さに備えた体づくりというのをぜひお願いしたいと思います。特に熱中症になりやすいのは高齢者の方、それからお子さんです。そして障害者の方。より注意する必要がありますので、周囲の方からもそういった皆さんに対しての配慮というか、ぜひお願いをしたいと思います。詳しい情報は「大阪府 熱中症」というところを検索していただければ出ますので、そこをまた見ていただけたらと思います。 2点目です。大阪府と日産大阪販売株式会社との包括連携協定を本日締結いたします。大阪府が進める安全・安心な環境づくり、子供の福祉の取り組み等々、6分野にわたるものについて、行政と民間が協力して進めていく包括連携協定を本日、日産さんと結ばせていただきます。今日の4時5分から大阪府公館で締結式を行います。日産大阪の白土社長にもお越しをいただきまして、締結式を交わしますので、また取材をしていただけたらというふうに思います。