大阪府・吉村知事が定例会見6月10日(全文4完)現時点で住民投票延期は考えていない
大阪府の吉村洋文知事は10日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事「第2波に備えるため、対策の検証を進めたい」(2020年6月10日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事「第2波に備えるため、対策の検証を進めたい」 ◇ ◇
本部会議か何かで最終決定するのか
吉村:今は全部抑えようっていうのを一生懸命、ホストクラブがいいって言ってるわけじゃないですよ、これは例え話ですから。だからそういった意味では、今みたいにみんなが感染しないようにしようよっていうことをやり続けると、やっぱりこれは必然的にいろんなものを抑え込んでいくことに全てつながってくるので、それが本当にいいのかどうか。感染症対策はやっていく必要があるんですよ。それをするなっていうことじゃなくて、ただ、大きな考え方とか方向性として本当にそこを目指していくのか、いくべきなのかどうかですよ。まずその判断をしたいと思います。政治家の立場からすると、全員かからないようにしましょうよというのが一番楽です。だからそっち側の判断をするかどうか。ちょっと僕もよく考えたいと思います。 毎日新聞:大阪モデルの指標の見直しと戦略については、また6月中にということなんですけれども、本部会議か何かで最終決定されるっていうことになるんでしょうか。 吉村:最後聞こえにくかったです。 毎日新聞:大阪モデルの指標の見直しと戦略の考えについては6月中にまとめたいというお話だったんですけれども、また本部会議を開いて最終決定っていう形になるんでしょうか。 吉村:ええ、そうです。最後は本部会議で決定していきます。なので、最後の方向性を決めるのは本部会議です。
休業要請の範囲は
毎日新聞:あと、すみません、休業要請に関してなんですけれども。どういう範囲にするか考えるっておっしゃっていて、京阪神の連携などもこれまでしてきたと思うんですが、その点についてはいかがお考えでしょうか。 吉村:まず大阪としての考え方を示していきたいと思います。全てを調整しながらというのは、もうなかなかできないし、簡単にはいかないので、ある意味、国の方向性と違うようなことも出てきますから、まずは大阪としての考え方を示すことになるんだろうなと思います。そこを巻き込んで、他府県まで簡単にはやっぱりいかないと思うから、その前に国との話とか、国がこれに対してどう考えるかとか、そういったことがなかったら他府県との調整というのはなかなか難しいだろうなと思います。 やっぱりこれは道州制ではないので。大阪が今チャレンジしようとしていることも、国がやるっていうことに全員右に倣えであればまったく僕らも動かなくていいんですけど、それが本当に正しいのかなっていう。正しいって僕が思えば、別にあえて反面になるつもりはまったくないので。正しいと心底信じれたらいいんですけど、今ちょっと僕は、そこは懐疑的なんです。やっぱり3月、4月、5月の話、感染の話だとか、西浦モデルのシミュレーションだとか、国の進め方とか見ても、ちょっと僕の中でどうしてもすとんと胸に落ちないものがあるので、その中で責任を持って、ある意味、府政を進めるっていうのもちょっと無責任だなと思いますから、まずは専門家の意見も踏まえて、大阪としての考え方を示すということをやると。そしてこの考え方は国にもちょっとぶつけていくと。そういった作業の先に何があるかまでちょっと僕も見えにくいですけど、最後は府民の命を守るため、それは経済も含めて、ベストな案をちょっと模索したいという考え方です。 司会:次のご質問をお願いします。