大阪府・吉村知事が定例会見5月27日(全文3)個人的には感染拡大防止を優先したい
大阪府の吉村洋文知事は27日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事「大阪コロナ追跡システムの運用を始める」(2020年5月27日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事「大阪コロナ追跡システムの運用を始める」 ◇ ◇
前倒しして解除する考えもあるのか
読売新聞:関連してなんですけども、一応政府のほうは6月の中旬ぐらいにはガイドラインを作りたいというお話をされてますけども、それをあえて前倒しというか、されるということなので、ということは政府の基本的対処方針では、いわゆる接客業を伴うお店とかライブハウスは6月19日以降になっているんですけれども、それを前倒しして解除するというお考えもあるということですか。 吉村:そういうことですね。ただ、政府の基本的対処方針でもそこまで、それは十分そう読み取れるんですけど、そこまで明確に駄目とは書いてないので、ここはもう、僕も弁護士ですから、いろんな解釈を駆使して、この基本的対処方針の解釈を駆使しながら、ただ、それだけじゃなくて、やはりこんな方針で考えてますとかいうのも含めて国とも調整しながら、国と対立するという意味ではなくて、ただ、感染症対策をやっぱり取らなきゃいけないの、これは僕も同意見だし。なので、そう思っています。 これが6月中旬以降、下旬か、ちょっといつできるか分かりませんが、国のガイドラインができれば、そちらに乗り換えていただけたらというふうに思います。全国統一の、国の専門家も認めるようなガイドラインができるのであれば、そこに変えると。ただ、それまでの暫定ガイドラインっていうのが僕は必要じゃないかなと思っています。
1日1日がものすごく重たい
いやいや、6月19日とか6月下旬まで待ったらいいんじゃないのっていう意見もあると思うのですが、それはやっぱり給料が保証されている人の意見です。僕が6月19日まで待つのはなんの、痛くもかゆくもないですが、給料保証されてますからね。これまで保証されてきましたし。でも、そういったところで日々の生活をされている方、事業者の方も働いている方も、やはりそれを日々の糧として毎日の生活で、これはもう府民の大切な生活です。1日1日がものすごく重たいです。 そういった意味ではやはり緊急事態宣言も解除され、今も、大阪モデルも緑がつき続け、現実な陽性者もゼロが出ているという。これはゼロになっても、また何日かに出てくるとは思いますが、非常に低位で推移している状況を考えたときには、少数かもしれないけど、こっちのほうの皆さんの府民の生活を守らなきゃいけないと。1日1日が出血だと思ってますから、犠牲だと思ってますので、そういった意味では1日でも早くというのが僕の考え方です。 ただ、それに対する感染症対策のガイドラインが必要なので、そこを、納得のできるものが作れるのかどうなのか。これが作れないということになれば、6月中旬以降の国の判断に委ねるということも方法としてはあり得ると思っていますが、問題意識としてはやはりそういった、やっぱりわれわれ、ルールを作る公務員側のほうは自分たちの基準で考えるんじゃなくて、それで日々生活をしてるんだっていう基準で考えないと僕はいけないと思っています。それか完全に補償するかですよ。完全な補償がないんであれば、やっぱりなんらかの感染症対策をできるだけ取りながらやると。 もう1つは、そこはやっぱり陽性者が出やすい環境にあることは間違いないので、万が一出たときに、さっき言ったような仕組み、あるいはそれ以外の仕組みで陽性者を、クラスターになったときに囲い込める、そういったことが重要じゃないかなと、その2点が僕は重要じゃないかなとは思っています。それが整えられるかどうか、今まさに協議している最中です。