「合流新党」代表選 泉氏・枝野氏が会見(全文4完)リアリズムをもって現政権と戦う
政権構想をどう打ち出すのかが問われる
泉:私は現在46歳。今、枝野候補に比べれば10歳若い年齢ですが、その枝野候補は10年前、官房長官をされていたわけであります。もう前線で、この政府を担っておられた。ですから私も46歳、決して若い、若いという、そういう年代ではないと思います。責任を持って当選7回、そして議員活動17年のこの蓄積を最大限、わが党のために、そして何より国民のために生かしていきたいというふうに思います。今こそやはり野党がどう政策を構築するか、政権構想を打ち出すのかが問われていると思います。与党に対する追及ありきではなく、それがなかったときに野党として国民に届けるメッセージがなんなのか、これを最後まで突き詰めて全国民の皆さまにお届けをする、その役割の先頭を担って、皆さまと共に歩んでいきたいと思います。 司会:枝野候補、お願いいたします。 枝野:特に新型コロナウイルス感染症の下で頑張ってやってきたご商売をやめざるを得なくなった方、あるいは進学したんだけれども学費、生活費に困ってらっしゃる方、頼りにしていた介護などのサービスの先が、感染症対策ということで期待するサービスが受けられなくなっているという方、本当に多くの皆さんの目の前のリアルな暮らしが壊れています。こんな日本にしてしまったのはこの7年8カ月、野党がしっかりとした役割と責任を果たすことができず、長期政権を許してしまったからだと強い責任を感じています。だから必ずこの政治の流れを変えなければならない。1人1人のリアルな生活にしっかりと向かい合う、そしてリアリズムをもって今の政権としたたかに戦う。そして政権を取っていく。その先頭に私は立たせていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いをいたします。 司会:両候補、ありがとうございました。それでは最後に海江田選管委員長よりごあいさつをいただきます。 海江田:皆さん、お疲れさまでございました。ご協力ありがとうございました。おかげさまで第1回の新党の代表選挙の立候補者の記者会見を通じて質疑を終えることができました。これから両候補は日本記者クラブでの会見、あるいはインターネットのニュース番組への出演、共同の討論等々、できる限り多くの国民の皆さま方にそれぞれの政見をお訴えしていくつもりでございます。どうか引き続き皆さまのご協力お願いをしたいと思います。 それでは最後に両候補、お互いの健闘、そして新しく船出する新党の前途を祝して、もうすでに握手をしておりますのでフォトセッションでございますが、共に頑張ってください。どうも皆さま、ありがとうございました。 (完)【書き起こし】「合流新党」代表選 泉氏・枝野氏が会見