大阪府・吉村知事が定例会見2月18日(全文4)入り口より出口の方が難しい
今回の予算による府政運営への意気込みは
でも、そういや毎日新聞に僕は迷走してたとか書かれたけど、吉村は勇み足だ、吉村が迷走してるとかいろいろ書かれて、府の幹部職員によると、いや、ちょっと迷走ですねとかいろいろ出てましたけど、僕の中ではそういう基準を作って、専門家の意見も聞いて1週間後に判断するっていうので、そんな特におかしな判断をしてるつもりはないんですけどね。だからそれに基づいて、基準に基づいて専門家の意見も聞いて、前回出た専門家の意見とも当てはめもしながら、あしたの本部会議で方向性は決定してきたいと思います。 毎日新聞:すいません、予算なんですけれども、かねてから吉村知事も、去年の予算編成などでも教育支援など、未来への投資もかなり重視されてきたと思うんですけれども、今回、コロナを乗り越え成長する大阪へというテーマで、骨格で編成されたということで、今回の予算でどのような府政運営をしていきたいかみたいな、ちょっと意気込みを教えてください。 吉村:やはりこのコロナ禍の中でも、特に次世代、子供たちが大阪に希望を持って生活をし、そして勉強できる環境、これを整えたいと思います。コロナがどういった、高齢者に非常にやっぱり多かったりして、当初は全校休校みたいなのがありましたけれども、ある程度コロナの特質も見えてきて、やはり緊急事態宣言を出さなきゃいけないときでも、子供たちの教育っていうのは重視していこうと。これはもうこのコロナの性質を見た上で国もそういう判断だし、僕も比較的、実は早い段階からこのコロナっていうのは教育をあまり制限すべきじゃないんじゃないかっていうのは去年の会議で、皆さんは全部見てくれてるからご存じだと思いますが、そういう認識で来ました。
大学で学ぶ夢を経済的な理由で諦めないように
小中学校は基本的には基礎自治体の仕事ですから、それをもう大阪府としてのバックアップをして、そして今回の新規予算で学力を伸ばしていく、自分の立ち位置がどこにいるかを知ってもらうということで、府内の共通テストというのは5年、6年生でつくるというのをやりました。これも自分の力の位置だとか、自分が頑張ったらそれがどこまで伸びるのかとか、そういったこともぜひ見てもらいたいなと思いますし。 大阪の場合は高等教育が基本的な府の役割でもあるので、非常に財政が厳しい状況ですけども、新大学における入学金、それから授業料の実質無償化。590万円までの世帯であればこれはもう無償、そしてそこから800万円の世代は3分の1とかいろいろ、子供の数によって違うんですけども、高校から大学にいくときもいろいろな奨学金制度もありますが、大学で学ぶっていう夢を経済的な理由で諦めることがないようにしてもらいたいと思うし、それが国力を強めることにもなるし、それが子供にとっても将来にとっても大きなことだと思うので、そういう環境をつくるのもすごい大切なことだと思うので、そういったところにも予算は頑張って継続して続けながら、次世代が頑張れる予算ということを僕なりに、100%じゃないかもしれないけど、そこは意識してやっています。 これも大阪市長時代から、いろいろ批判もされたりするんだけど、一貫して思ってやってきているところです。テストもこれもずいぶん教育評論家と市長時代にやりとりして、特に大阪市の場合は小中学校とか、そこを直接自分が把握しますから。知事になるとその間に市長さんが入るので、ちょっと違うなと思いながら今やっているんですけれども、特に大阪市長時代なんかからもこういった教育のところは力を入れようとしてやってきて、教育評論家と意見が違ったり、テストのところやって意見違いましたけどね。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見2月18日 全文5に続く