コロナ再拡大の傾向「警戒が必要」大阪・吉村知事会見7月6日(全文1)
加害者にも被害者にもならない仕組みが重要
またインターネットによる誹謗中傷、差別的な書き込みで非常に心を痛めていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。ぜひそういったことはやめていただきたいと思います。加害者にも被害者にもならないと、そういった仕組みが重要だと思います。 そういった観点から条例も制定いたしまして、条例の中でもこのインターネットによる差別をなくしていこう、人権侵害をなくしていこうと、そういったものを普及啓発するということも府の責務として定められています。その政策の一環といたしまして、この7月については「インターネット上の人権侵害解消啓発推進月間」ということといたします。 さまざまな啓発活動を行っていきます。まず講演会ですけれども、こちらが案内になります。これは木村花さんのお母さんであります木村響子さんにお越しをいただいて講演をしていただきます。日時ですけども、7月が強化月間ということで、推進月間ですけども、7月31日の日曜日の午後2時から行います。阿倍野の区民センターの大ホールで行います。先着の申し込みで300名の方に先着順で案内をしてまいります。定員になったら締め切りということになります。参加費はもちろん無料で、事前申し込みをお願いします。申し込みについてはホームページ等でも人権啓発講演会ホームページ等を検索していただければそのまま申し込みをしていただけますので、ぜひ講演会に参加をしていただきたいと思います。木村響子さん自身の体験談であったり、どういったことが必要なのかという声も来てると思います。こういった講演会をさまざま通じて、このインターネットによる人権侵害等を少しでもなくしていくということの努力をしていきたいと思います。
「SNSを凶器にするな。」
この集中月間ということで、それ以外の啓発活動からいいますと、まず、デジタルサイネージによる啓発動画を放映いたします。これについては7月の18日から31日まで、BIGサイネージ、JR大阪駅構内のBIGサイネージにご協力をいただきます。ここで行います。 もう1つは18日から24日、HEPの、連絡通路のHEP前のビジョンでこれを、啓発動画を放映させていただきます。また、啓発ポスターということで、「SNSを凶器にするな。」というポスター、ありますかね。ポスターはないか。Osaka Metroの全駅にこの啓発ポスターの掲示をしていきます。そして、あります? このポスターですね。この「SNSを凶器にするな。」という、このフレーズを下に広めていきたいと思います。SNSは凶器にもなります。ほかの人を誹謗中傷したり、あるいは人権侵害をするといったことがないようにしていただきたいと思います。 また、同様にこの啓発シールがありますが、この啓発シールを府内の商業施設、ネットカフェとか、あるいはコンビニ等、合計725カ所に、ちょっと商業施設にご協力いただいて、この掲載をしていきたいと思います。ここにQRコード等もありますので、こういったところで、さまざま情報提供もして、広げていきたいと。SNSが凶器にならないように、人権侵害であったり誹謗中傷、そういったことはやめていただきたいと思います。 それから、この月間ですけども、啓発を推進していくだけじゃなくて、相談も集中的に受け付ける月間にしてまいります。インターネット上の人権侵害の集中相談月間といたしまして、大阪府の人権相談窓口で、インターネット上の人権に関する相談を受け付けいたします。7月1日から7月31日まで大阪府人権協会で受け付けをいたします。相談方法については、電話、ファクス、メール等、面談を希望されれば、事前にご連絡をいただけたらと思います。1人で悩まずに、こちらのほうで集中月間として相談を受け付けていますので、ぜひご相談をいただけたらと思います。 同じく、この7月なんですけれども、少年非行、そして被害防止の強化月間でもあります。大阪の少年非行については、数自体は大きく減ってきてます。平成23年度、8400件あったものが、今は1900件ということに、大きく件数は減っていますが、ただ一方で、SNSを、いわゆる利用した、SNSに起因した児童ポルノの被害であったり、あるいは大麻については増加をしているという傾向があります。