大阪府内のコロナ感染が再拡大の傾向 6日の感染者数は4600人前後の見込み
大阪府の吉村洋文知事は6日午後、大阪府庁で定例記者会見を開き、府内で新型コロナウイルスの感染が再拡大している傾向にあるとし、府民に向けて「基本的な感染予防策をお願いします」と呼びかけた。また、同日の府内の新規感染者数が4600人前後になると思うと発表した。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年7月6日)
吉村知事「市中で広がっている状況だという風に分析すべき」
会見によると、府内では5日、新たに4523人が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。前週の同じ曜日からは倍近くに増えており、吉村知事は「1週間ごとの傾向ですが、直近では1.76倍などまだ上がっていく予測がされています」と話している。 また、陽性率が上がっていることから、吉村知事は「やはり市中で広がっている状況だという風に分析すべきだと思っています。再拡大の傾向にあると思います」と話した。
「オミクロン株の亜系統が増えてきているのが一つの大きな理由ではないか」
感染者を年代別にみると、10代から30代の感染が増えており、吉村知事は「注目すべきはオミクロン株の亜系統が増えてきているのが一つの大きな理由ではないかと思います」と考えを示した。 こうした状況を受け、吉村知事は「感染が再拡大の傾向にあります。基本的な感染予防策をお願いします。なんらか少しでも症状がある方はすみやかに検査を受けていただきたいと思います」と府民に呼びかけた。