「副代表の任務まっとうしたい」大阪・吉村知事会見7月6日(全文3完)
大阪府の吉村洋文知事は6日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が定例会見(2022年7月6日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年7月6日) ◇ ◇
重症度増大の証拠は見つかっていない
吉村:厳密にいくと、国立感染研の説明の仕方、調べたら、既存のオミクロン株に比べて感染者増加の優位性が示唆されている。既存のオミクロン株に比べて重症度の増大の証拠は見つかっていないと。ちょっと分かりにくいんですけど、いかにも行政チックだなと。専門家組織なんだからこうかもしれませんが。だから、僕の中でかみ砕いて言うと、感染力は強いと、オミクロン株より。でも、重症度が高くなってるわけではないということだと思います。となると、やっぱり第6波と似たような波になる可能性があると。そして対象も、やっぱり高齢者とか、そういったところになる。そしてリスクの高い人になる可能性があると。 なので、オミクロン株になって本当に、ずいぶん状況が変わって、大阪の全ての陽性者の数も、累計で100万人を超えましたけども、第5波までが全部の波として20万人ですから、オミクロン株だけで80万人超えてます。だから大阪は880万人都市なので、10人に1人がオミクロン株にかかってるというような状況です。 だからそれまでの株と全然違う。じゃあ重症度はどうなのか、死亡率はどうなのかというと、死亡率でいくと50代の方で致死率は0.06%。で、40代以下はもう0%です、ほぼ。ただ、70代とか80代になってくると4%とか5%、6%、非常に高い数字にもなってくるので、やっぱり年代による差がすごく大きいのが、たぶんこれまでのデルタまでのいわゆる株とはずいぶん違うと。だからこそ、これ、どういうふうに対処していくべきなのかっていうのを本質的な議論しなきゃいけないけど、国ではやってない。基本的対処方針も変わってない。これをどうするかっていうのがもう置き去りにされたまま、今回、ひょっとしたら新たな波の入り口に立ってるかもしれないという現状の中です。 ですので、ちょっと先ほどの質問もありましたけど、飲食店がどうこうというのは今の段階で、僕自身が判断は、この記者会見の場ではちょっとできないとは思ってます。いずれにしろ知事ですから判断しなきゃいけないときは当然判断しますけども、このコロナとどう向き合っていくのかという、本質的なとこじゃないかなと僕は思ってます。 司会:次にご質問は。朝日新聞さん。