コロナ再拡大の傾向「警戒が必要」大阪・吉村知事会見7月6日(全文1)
大阪府の吉村洋文知事は6日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が定例会見(2022年7月6日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年7月6日) ◇ ◇
1週間ごとの新規陽性者数は直近で1.76倍
司会:ただ今から知事記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。初めに知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。 吉村:はい。私からは3点です。きのうの囲みでも少し話をいたしましたが、まず1点目、新型コロナウイルス関連についてです。現状ですけれども、感染が再拡大しているという傾向にあります。これは現状の数字ですけれども、これは日々の新規陽性者の数です。昨日は4500人ということで4000人を超えました。また、これは1週間ごとの新規陽性者数、1週間ごとの傾向ですけれども、ここ直近では1.76倍と、1.24倍から1.76倍。また、今の増え方を見るとこの倍率はまだ上がっていくというふうに予測をされます。 第6波が終わって一時的にでこぼこするときはありましたが、上がり方を見ましてもちょっとそのでこぼこのときよりは上がり方の角度がついてるという状況。また、あとで話しますけども、オミクロン株の亜系統の変異株があるということを前提としますと、今後増える可能性があると思っています。 これは新規陽性者数の前週増加比、前週からどのくらい増えて波ができたかというものですが、黄色の数字、これは去年の数字と重ね合わせています。やはり時期的に重なる時期が多いと。これはワクチンの接種等でずれるときもあるんですけども、重なるときが多いと。1つは第6波、年末年始、この冬のときに起きてですね。
今の増え方を見ていると警戒が必要
そして昨年、緊急事態宣言が起きた、オリンピックのころですけれども、あのころ、夏に第5波が起きました。まさに今、夏に差し掛かろうとしてるという状況です。そしてこの前の年も、ここにはないんですけれども、第3波、夏に起きたということを見ますと、やはり夏に増えやすい傾向にあるということを、それを見ますとやっぱり今年も夏休みに入って、人の動きも活発になると。そして今BA.4、BA.5、亜系統の株もあります。そして今の増え方を見てますと、警戒が必要だと思っています。 陽性率です。陽性率も上がってきているというのもその1つの根拠です。直近の陽性率、この赤いところが陽性率で、一時的にゴールデンウィークのところの変数が入ってますけども、この間おしなべてそう高く上昇するという状況ではありませんでしたが、この数日間、1週間見ますと、やはり右肩上がりに上がってきていると、陽性率が上がってきているということはやはり市中での広がりっていう状況だというふうに分析すべきだと思ってます。 ただ、無料検査場については1.4%ということで、まだそれほど増えていません。これは第6波のとき無料検査場は確か10%でしたかね。いますかね、今日、医療部の担当います? いない? いや、もういいです、ほんなら。10%を超えると、確か10%近くまで無料検査場がいったときがあったと思いますので、そういった意味では、まだ無料検査場が1.4%なので、そこまで当然市中感染が広がってるという状況ではないと思いますが、ただ見ましても、この通常の行政検査は上がってきてますので、やはり新規陽性者数の数を見ても、上がり方を見ても、再拡大の傾向にあると言うべきだと思います。 年代別ですけれども、20代、30代が上がってますが、これは10代もそうです。他の年代もおしなべて上がっているというのが現状です。 そして、ここは非常に僕は注目すべきだと思ってるんですが、やはりオミクロン株の亜系統が増えてきてるということが1つ大きな理由ではないかというふうに思っています。これは大阪だけではなくて、東京も含めて全国的に今ぐっと増える傾向にある。これはやはりオミクロン株のいわゆる変異株、亜系統の変異株が作用してると私は見ています。直近見ましてもゲノム解析、これは少し前の数字になります、判明日ですが、ゲノム解析を見ましてもBA.5については6月20から26日の1週間のときに見つかったのは1つでしたが、直近1週間でいくと15見つかっています。累計が18ですから、BA.5を見ましたらやはりこの1週間でぐっとゲノム解析で見ると増えていると。