Who is Sasaki?米メディアも佐々木の2試合連続完全試合に迫った快投に熱狂!「メジャー球団の興味がさらに増す」
前回登板のオリックス戦で28年ぶりの完全試合を達成していた千葉ロッテの佐々木朗希(20)が17日、ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ戦で8回まで一人の走者も許さない14奪三振の完全試合を継続した。2試合連続の完全試合はメジャーでも達成されたことのない世界的大記録だが、井口資仁監督(47)が、将来を考えて限界だと判断して102球であと3人を残して交代させた。それでも、米メディアは、「Roki Sasaki」に熱狂気味で交代の賛否には触れず、2試合連続の完全試合達成に迫った快投を絶賛して前回登板に続き大々的に報道した。
メジャーでも84年前に2試合連続ノーヒットノーランがあるだけ
佐々木の衝撃が再び海を越えた。米主要メディアは8回まで完全試合を継続した佐々木の快投を大々的に報じた。 「Who is Roki Sasaki?(佐々木朗希って誰だ?)」の見出しを取って報じたのはUSAトゥデイ紙だ。「連続完全試合をほぼ達成しそうになった日本の天才投手を直視せよ」と続けた。 記事は「レッズのハンター・グリーンがMLBで最初の2度の登板で、速球100マイル(約161キロ)を当たり前のように投げていて驚嘆させている。世界の反対側では、もう一人の天才右腕が同様に力強い球を投げ、そして完全投球でグリーンを一歩リードしている」と記し、レッズの大型ルーキーのグリーンと佐々木を比較した。 ニューヨークポスト紙は「日本の逸材、佐々木が連続完全試合の機会で8回投球後に降板」との見出しを取って、佐々木の2試合連続完全試合の偉業に迫ったピッチングを伝えた。 記事は「(ドジャースの)クレイトン・カーショーが7回の完全投球後に降板して波紋を呼んだ4日後、前回先発で完全試合を遂げた20歳の日本の逸材が、8回の完全投球後にマウンドから降ろされた。前回登板で完全試合を達成し19三振を奪った佐々木は、信じられないことに日曜日にまた8回を完全投球し14三振を奪った。102球を投げた後に同点の場面で降板し、8回も最後に101マイル(約163キロ)の速球で三振を奪って彼の登板は終わった。日本ハム・ファイターズが最終的に10回で1-0勝利を収めた」と記した。 ドジャースのサイヤング賞3度受賞の左腕エースのカーショーが13日に敵地で行われたツインズ戦で7回まで完全試合を達成していながら、同じく球数と、寒い環境の中での怪我のリスクを考慮したデーブ・ロバーツ監督が80球で降板させたことが賛否も含めて全米に大きな波紋を呼んでいた。同紙は、その“事件”を引き合いに出して佐々木の快投を報じた。ちなみにその試合はドジャースが快勝。またメジャーで1901年以降、7回以上を投げて完全試合を継続していた投手が降板した例は、これで2人目だったという。 記事は、今季の佐々木が31イニングを投げて、2四球、56奪三振の成績であることを紹介した上で「佐々木の最近の支配的な投球は、MLBチームの彼への興味をさらに増すことになるだろう」と、メジャー球団が、将来的に獲得に乗り出すことを示唆した。