コロナ分科会の尾身会長が会見(全文1)東京の人流を宣言前の半分に減らしたい
40~64歳の人流が若者より多い時間帯も
今の緊急事態宣言を始める前がこのぐらいですよね。それをさらに半分ぐらいに減らすとちょうどここの4月の緊急事態宣言が出て急に下がったところまでいくので、ここのレベル、最低今の、これがいわゆる人流ですよね。それの高さの、この高さの半分までいきたい、それがここです。で、今の場合はこの夜のところは約半分ぐらいしかきてないと思いますね。この夜の10時から12時。それからその前の時間帯だと、たぶんこれは日にちによって違いますけど6割ぐらい下がっていて、あとさらに4割下げなきゃいけないということで、こういうことをともかく、この夜の、一番の夜の、深夜の10時から12時の、いわばここのレベルですね。この前の4月のレベル。ここから今5割、それが5割というのはここのレベルまでに人流を下げる必要がある、最低ですね。ということです。 次のスライドは、これはきのうのアドバイザリーボードでも出て、皆さんご存じかもしれませんけど非常に重要なデータなのでお見せしますが、これは最近の東京です。これの夜間の滞留人口ですけど、この色が違っているのは青い線ですね。青い線は15から39歳まで比較的若い年齢、それからこれは、なんて言うんですか、赤っぽい色が、これが40から64歳、中壮年層といいますか。で、この緑が65歳以上で、時間帯に分けて示してありますけども、これで見ると6時から8時までの比較的、夕方でも早い時間、われわれは普通若い人が比較的まちに出ているという、テレビなんかの映像を見るとそう思うイメージがあると思うんですけど、実はこれを見ると40から64歳ぐらいのほうがこの時間帯、18時から20時、それから22時の時間帯では、日にちによってちょっとこの辺が違いますけど多い。 つまり比較的この青壮年層というのがこの時間に、これより若い年齢層よりも多くて、で、一番の深夜になりますと、夜の10時から12時になるとこの2つが拮抗してくるということですね。それ以上の65歳以上のいわゆる高齢者という人はどこの時期でもやはり、これは案の定といいますか、やっぱり気を付けるということであると思うので、比較的少ないということです。 さて、この2つのグラフをイントロダクションということにして、今日の提言、それで長くはない、サマリー、本文はもう少し長いですけども、今日は皆さん、記者会見用にPowerPointで短くしましたので、詳細は、もうこれ1点ですかね、紙はね。いずれ行くんですね。ちょっと一部の人はまだテクニカルに少しあれですけど行きますから。ということで提言の内容に行って、これの、提言のサマリーです。行ってください。