LINE・出澤社長が会見(全文5)今回の件でタイミングが早まった
委員の決定プロセスには一切絡んでいない
舛田:また、特別委員会の委員の決定のプロセスに関しては、LINEは一切絡んでおりません。Zホールディングスのほうで決定されて、そして、私どもがある種、当事者として参加させていただいていると、見ていただいているという形になります。 ITmedia NEWS:ありがとうございます。 司会:それでは、まずは次の次の方を指名させていただいてから、移らせていただきます。先ほどもあげていただいていたCブロックの、Dブロックですかね。ごめんなさい。手をあげて、一番端っこの、はい。そちらの方。では、お待ちいただいている方、質問をお願いいたします。
今回を機に信頼回復していきたい
西田:フリーランスの西田と申します。2点お願いいたします。まず第1点目に今回の件が発覚するまでに、どのような形で個人情報保護を含めたやり方というのを変えようと考えてきたのかについて教えてください。といいますのは、来年の個人情報保護法の改正施行に合わせての監査であるとか、改定を目指してこられたということでしたが、そのときにどういう形を取ろうとしていらしたのかを教えてください。 すなわち、今回導入される、ほぼ国内のデータローカライゼーションを終えるという形のものを目指されてきたのか、それとも、またちょっと違った形でやっていこうと考えられていたのか。結果として、今回、どういう形に変わったのか。その点を、まず1点目、教えてください。 2点目は、これは社としての考え方を伺いたいんですけれども、今回の、被害というのが出たというよりも、状況というのは非常に分かりにくくて、確かに、お客さまで不安であるとかをお掛けしたわけですけれども、一方で、直接的に何か大きな問題があったわけではないですよね。その中で、たぶんこれからデータの管理という話になると、こういうような曖昧な状況で対応するということが増えてくると思うんですが、社としてはどこを中心に、どういうところを大切に対応していこうと考えていらっしゃるか。2点目、それ、教えてください。以上です。 出澤:まず、この前の段階で改正個人情報保護法にどういう対応をしようかと、特にデータアクセスの件でということですが、実は、先ほど来ご紹介しているトーク上の動画、画像等のサーバーの移転というのはすでに実は動いていて、2019年から順次やってきていたというところもあります。 先ほど舛田が言ったようなプラポリの改正っていうのも進んでいたというか、検討を、タイミングを見て進めていたというようなところなので、そういう意味では進めていたんですが、正直、今回のようなところまでのドラスティックなものではなかったということなので、今回を機にしっかりと信頼されるような、信頼を回復していくようなことをやっていきたいというふうに思っています。 2つ目ですが、これからのデータ管理ですが、それでいうと、あらゆる面だというふうに思っています。現状でいいますと、まさにこの点においては、今回、非常に各省庁含め、皆さま含め、どうなっているんだというふうに言われている状況だと思いますので、あらゆる面において、強化をしていくということで考えております。