大阪府・吉村知事が定例会見1月12日(全文4)1万室でも足りなくなる可能性も
関西3空港懇談会で何を主張したいか
日刊工業新聞:日刊工業新聞の大川です。すいません、新型コロナと話題がそれますけれども、あす関西3空港懇談会が開かれる予定で知事も出席なさるかと思いますけれども、知事のお立場としてどのようなことを主張されたいとお考えかお願いします。 吉村:これはあしたの3空港懇でまさにあるわけですが、そこで発信をしていきますけれども、やはりまずは、僕自身は関空ファースト。関空の、国際線である関空の復活、関空ファースト。あとはもう容量の課題ですね。そういったことについて意見をしたいと思ってます。詳細はあすの会議でやります。 日刊工業新聞:分かりました。今後の航空需要についてなんですけれども、新型コロナ前に想定されていた航空需要とは変化がある可能性もあると思うんですけれども、あらためて3空港の機能増強と、あと特に神戸空港の国際化に関して何かお考えがありましたらお願いします。 吉村:航空需要ですけれども、今はもちろんコロナの状態で、それぞれの国においてやはり制限してるので、なかなか一挙に需要が増えるということはないと思いますが、長期需要の予測を立てる、それに応じて今のうちから準備をすることは準備をする、これが重要だと思っています。あくまでも日本の魅力が下がってるわけでもなんでもない、構造的な問題ではなくて、突発的なウイルスの広がりっていうのが今問題になってるので、この突発的なウイルスっていうのが、じゃあいつかは沈静化する。じゃあ沈静化したら当然日本の需要というのは戻ってくると思いますから、長期の、1年、2年だけの短期の需要じゃなくて長期の需要予測を立てる、それに基づいた空港戦略を練るということが重要だと思っています。 あとは神戸の国際化についても、これはもちろん関空、エアポート社と神戸市との間でまずは議論されると思いますけれども、僕自身は関空ファーストだと思っています。24時間、国際空港、関空の機能を強化する、これがやはり重要だと思ってます。 司会:じゃあ、産経。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見1月12日 全文5に続く