大阪府・吉村知事が定例会見1月12日(全文4)1万室でも足りなくなる可能性も
宿泊施設はどこまで増やす考えか
朝日新聞:朝日新聞、久保田です。手短に聞きます。昨日の発表で宿泊施設、療養施設の追加募集ありましたが、これ、知事としては最大どこまで増やそうという考えなのか、もしあれば教えてください。 吉村:どこまでというのはないんですけれども、今1万室以上確保しました。でも1万室でもこれはオミクロンの拡大を考えると足りなくなる可能性もあるので、1万室をさらに超えて確保できる分はもう確保していこうという判断で募集をいたしました。どこまで確保できるか分かりません。これはホテルの場所の確保だけじゃなくて、看護師さんの確保も必要になってきますので、そこも併せて、てっぺんというのはないわけですけど、オミクロンのてっぺんが見えないので。ただできるだけ多く宿泊施設については、今はまだ余裕がありますから、余裕のあるうちに1万室を確保して、さらにその上を超えた確保を目指していきたいという意味で募集を開始しました。 朝日新聞:今おっしゃったように、オミクロンの感染拡大力と、これまで、言っても最大3500人とか60%ぐらいでなかなか調整に時間が掛かったりして、あまり使用率としては高くならなかったと思うんですけども、保健所を介さない仕組みとかが機能することによってその使用率とかも上がってくるという想定で増やしていくという側面もあるんでしょうか。 吉村:サポートセンターにおいて、もうここで保健所じゃなくても、宿泊療養の判断をしますんで。なのでサポートセンターに連絡していただいたら、保健所から連絡ないよとなったら、サポートセンターに連絡してもらったら、この方は宿泊療養だなってなったら、もうここで宿泊療養の決定をします。決定はできないか、法的には。宿泊療養に入ってもらう手続きを取ります。
おおむね50%以上の使用率という基準を早める考えは
なので、迎えに行って入ってもらうと。そこで健康観察、保健所から連絡が、そこで健康観察を受けてもらったり、別の療養決定があるかないかはちょっとなかなか、最後の判断権者は保健所っていう、指定感染法上の仕組みになっているので、保健所ですけど、もう事実上、保健所から連絡なくても、このサポートセンターでもう宿泊療養の決定を、事実上の決定を、というか一時的な決定、臨時の決定をして入ってもらいます。 朝日新聞:あと、最後にです。インテックスにある大規模療養施設について、これ、宿泊療養施設が充実すればその必要性は薄れるかと思うんですけども、この基準としていた、おおむね50%以上の使用率って、これは早めたりする考えは現時点であったりしますか。 吉村:そうですね。50%という使用基準にしてますが、オミクロン株の感染拡大力っていうのを考えなきゃいけないので、これはオミクロン株の感染の推移を少し見定めてですけど、場合によっては早めて開設をするということはあり得ると思います。 インテックスの利点として、駐車場を完全に完備しているので、本人が来れるというところが非常に利点だと、直接来ることもできます。ホテルは、今のルールだと本人が直接行くことにはなかなかならなくて、配送の手続きを取っているわけですけど、その手続きの手間もわりと省けますので、場合によっては、オミクロンの状況によっては50%を待たずして大規模療養センターの稼働っていうのはあり得ると思います。今はただ、ホテルも、言っても何パーセント? 十何パーセントぐらいですから、13%ですので、その状況ではないと思っています。オミクロンの感染の拡大状況によって、感染の拡大スピードによって考えたいと思っています。 朝日新聞:分かりました。ありがとうございます。