スマホに「知らない番号から着信」問題…高齢者こそ徹底したい“電話に出る前にするべき”たったひとつのこと
社会問題
ここ最近、知らない番号からの着信が携帯に入ってくること、増えていないだろうか? 私の場合、3日に1回、知らない番号から電話が来る。フリーランスで働いていると、知らない番号からの電話であろうとも仕事のオファーの可能性があるため、習慣的に出てしまうのだが、大抵は「ナントカ電力です。電気代についての調査をしています」みたいな文言が自動音声で流れる。 【写真】3日に1回詐欺電話がかかってくる中川氏の“お宝”ガラケー携帯電話
この自動音声を真に受け、相手の指示に従い操作をすると個人情報を抜かれ、詐欺被害に遭う、という顛末である。この手口は知っていたため、自動音声が出た瞬間に電話を切り、すぐにこの番号を着信拒否扱いにするのだが、それでも今度は違う番号からかかってくる。これは由々しき社会問題ではなかろうか。 高齢者の場合など、知らない番号から電話が来たら「あれあれ、電話が来た♪」とばかり、嬉々として電話に出て、彼らの指定に従って情報を登録してしまう可能性がある。私のように、知らない番号からの電話であろうとも、もしかしたら仕事をくれるかもしれない人からの電話かも! と思う人間はこれらの電話に出てもいいが、そういった立場ではない人はすぐに電話を切り、着信拒否にするべきである。
資産がありそうなら押し入られる
この手の電話が来た後にやるべきは、グーグル検索でこの番号を入力することだ。私のところに来た番号については、すぐに検索で引っ掛かり、以下のような評価が書き込まれていた。 「高熱費削減サポートセンター 電話アンケートで適正なプランを紹介すると。闇バイトへ情報が行って、資産がありそうなら押し入られるので御用心」 「アンケート調査 表面上 当方には九州電力ではなく中部電力名義でした。皆様お気を付けくださいませ。」 このように、公的な機関を装い、なんらかのサポートやアンケートをする、といった体で電話をかけてくるのだが、結局は詐欺である。もちろん、自身が居住する管内とは別の電力会社等であれば不審に気付くのだが、たまたまドンピシャで当たってしまった場合は、真面目に対応してしまう可能性はある。 その場合、バカ丁寧に対応してしまうと詐欺被害や押し入り強盗に遭う可能性が出る。ここで重要なのは、「誰かが自分に電話をしてくる場合は、その人物が何らかの利益を得たいからである」「電話をかけてくる人物は親切な人ではなく、『儲けたい人』である」という意識をまずは持つことだ。