河野・岸田・高市・野田4氏が共同会見(全文3完)衆院選への対応は?
自分自身の思い、考え方を明らかにすべき
共同通信:共同通信の【ウエダ 00:54:03】です。臨時国会と衆院選への対応についてお伺いします。今日、政府は新たな首相を選出する臨時国会について10月4日に召集する方針を国会に伝えました。総理になった場合、その臨時国会で所信表明や代表質問に臨む考えがありますでしょうか。また、衆議院議員の任期が10月21日に迫っています。総理就任直後に衆院解散等についての判断も迫られますが、衆院選への対応をどのように考えているか、お聞かせください。 岸田:いいですか。まず、総裁選後の日程についてご質問がありました。誰が新総裁に選ばれるにしても、ご指摘の10月4日の臨時国会に臨んでいかなければなりません。そしてそのあと選挙もあるわけですから、この臨時国会においては首班指名を行い、組閣を行い、そしてそのあと選挙を国民の皆さんにお願いするわけですから、少なくとも国会、公の場において自分自身のこの思い、所信表明、考え方、これをしっかりと明らかにした上で選挙を行うべきだと思います。少なくともそれは最低限やらなければなりません。そしてそれに合わせて代表質問等が行われる。これは国会で決めることではありますが、十分考えられることだと思います。 ただ、それ以上のまた何をするかということになりますと、おっしゃるように10月21日、衆議院議員の任期というものがあるわけですから、これはいつまでも国会を開くというわけにはいかない。必要最低限の、国民の皆さんに選挙をお願いするために求められるもの、これを臨時国会で行った上で選挙をやるというのが一般論として当然のことではないかと思います。以上です。
精いっぱいのことをお伝えする
高市:まだ自民党の総裁選挙というところで、内閣総理大臣になったあとの国会運営、これも国会のほうで主にお決めになることでございますので、返答が難しゅうございます。しかしながら限られた時間の中で、やはり党役員人事も行わなければならない。それもちゃんと熟慮をして、閣僚も決めていかなければならない。そして組閣、それ以前に内閣総理大臣に就任してからですが、そういった組閣という作業もしていかなければならない。適材適所でしっかりとした布陣を引いていかなければ、先ほど来、申し上げているような大きな政策というのは実行できないわけでございます。 その後、臨時国会を開くということになりますと、岸田候補がおっしゃいましたとおり、新しい内閣としていったい何をやるのか、どういう内閣なのか。これは国民の皆さまに明確にお示しをしなければならないと考えております。あとは国会運営上の問題で、私が今、断定的なことは申し上げられませんが、衆議院の任期も迫っておりますので、その中で精いっぱいのことをお伝えする。そういうことであろうと思っております。