【国会中継】安倍前首相が桜問題を説明(全文4完)政治資金規正法の課題考えたい
反省を生かしてより信頼されるように
安倍:私自身、自民党の幹事長時代に、党、あるいは当時各派閥もあったんですが、その資金の流れ、政治資金の在り方の透明性を高めるために大きな改革を行ったこともございます。ただ今回、私自身、あるいは私の事務所が厳しい指摘をいただいている中において、私が旗振り役をやる資格があるかどうかという問題も確かにあるんだろうと、こう思いますが、こうしたことを経験した中において、ずっとこうしたことがないようにしていく上において、私もこの経験を生かして、反省を生かして国民からより信頼されるように、この政治資金規正法にどんな課題があるのか、あるいはさまざまな、マニュアルが十分なのかどうかということも含めてよく考えてまた検討していきたいとこのように思います。検討というのは、しっかり貢献していきたいと思います。 遠藤:委員長。 高木:遠藤くん。 遠藤:時間になりましたので終わりますけれども、私は一番、安倍先生がこれの旗振り役をやって、ここまで改革をしたよということをはっきりと明言されて、旗振り役をされて、実績を残すことが信頼回復への近道だということを申し上げて、私の質疑にさせていただきます。ありがとうございます。 高木:次に浅野哲くん、浅野くん。
どの答弁をどう訂正すべきか腹案をお持ちか
浅野:浅野でございます。安倍議員にまずお伺いしたいと思いますが、これまで118回に上る答弁で誤った部分があるというふうな報道もされております。どの答弁を、どのように訂正するのがよいのかという腹案を、今の時点でお持ちでしょうか。あるかないかだけお答えいただければありがたいです。 高木:安倍晋三くん。 安倍:どの答弁が間違っていたかということについては、最初、冒頭、述べさせていただきましたので、答弁を訂正させていただいたところでございます。 高木:浅野くん。 浅野:衆議院規則によれば、この議事録の訂正というのを期限はもうすでに過ぎております。どの答弁を、かなり幅広い表現で答弁をされておりますので、今後残っている議事録が誤解されないような対応は必要かと思います。 次の質問ですけれども、この間、安倍事務所の関与や明細書の有無、補填についてないとされてきたものが次々あるとされてきました。当然、安倍議員は元秘書など関係者にも事実確認をした上でこの場に臨んでいると思いますが、この間の真実を明らかにすることで安倍議員ご自身の政治責任を果たしていただきたいと思います。 例えば我が党もあまり不確実な情報に基づいて国会での議論というのはすべきではないという考えで思っておりますが、これまで我が党に寄せられてきた情報の中に次のようなものがあります。ちょっと読むのもはばかれるんですけれども、失礼があればお許しください。前夜祭の単価については1人5000円という設定の妥当性に注目が集まっていた昨年、具体的には11月15日金曜日。ホテルの営業部門の人間が安倍事務所から呼び出されて、そこにいた官房長官の部下と思われる人物から5000円で受注することもあるんだと発表するよう強要されたという情報や、あるいは総理周辺からも情報が漏れたら、今後自民党関係のパーティーや結婚式をやらないというようなことも言われたというような情報がこれまでに入ってきたことがございました。