【ABC特集】「子どもが幸せだったら、お母さんも幸せになるだろうと」 仕事を休めないお母さんのために病気の子どもを預かる病児保育室も開設 72歳なにわの“人情小児科医”に密着
「子育て世代を支えたい」熱い思いはとまらない
働くお母さんを支援したいと思った眞理子先生は、さらに子育て世代の親子が無料で遊べる「きらりっこ」という施設もつくりました。
2つの施設をつくるのに約8000万円かかりましたが、夫と一緒にお金を工面したそうです。 (眞理子先生)「夫が大阪市内の病院を退職するので『退職金をいただきます』とか。積み立てていた年金を『一括でもらいましょう』とか。今まで自分が貯めたお金を全部出して…」 さらに「きらりっこ」では、お母さんたちの世代間交流のために人形劇のボランティアチームまでつくりました。 72歳の眞理子先生。ここまでやっても、まだ終わりません。8年前に小さな保育所「キララ保育園」をつくりました。
眞理子先生がずっと胸に抱く思いとは…? (眞理子先生)「女性にもっともっと活躍してもらいたいし、子どもも増えてほしいしと思えば、できることは本当に小さいことですけれども、それぐらいしか私にはできることがないので」 “なにわの人情小児科医”尾﨑眞理子さん、72歳。 (眞理子先生)「子どもが幸せだったら、お母さんも幸せになるだろうと。縁の下でそっと支える。元気で、体力的にも気力的にも精神的にも、知力も含めて元気であれば、できる限り続けます」 今日も明日も地域の人たちのために…“なにわの人情小児科医”は笑顔で診察中です。 (『newsおかえり』2024年5月13日放送分より)