野生のエルクの群れと暮らしているところを発見されたロバ

アメリカ・カリフォルニア州で5年前に行方不明になったロバが、野生のエルク（シカ科の動物）の群れと暮らしているところを発見されました。トライアスリートでハンターのマックス・フェンネルさんが偶然撮影し、動画をInstagramに掲載したところ、投稿が拡散されています。【Rikako Takahashi / BuzzFeed Staff】 【爆笑】行方不明だったロバ、発見されたときの貴重な映像がこちら

マックスさんは3月31日に動画を投稿。「おそらくこれまでで最もワイルドなハンティング旅行のひとつ。ロバを養子にしたエルクの群れに遭遇しました。ロバは幸せで健康そうで、びっくりしました」と書いています。 動画では、マックスさんを見つめるエルクの群れの中にロバがいます。ロバは、エルクと一緒に走り去りました。その様子を見ていると、たまたま居合わせたのではなく、確かに群れの一員のようです。

動画は14万件以上の「いいね」を集めるほど注目されました。すると、投稿にあるコメントが…。

「この子はディーゼル！5年前、外で荷詰めしているときに逃げてしまったんです。当時は胸が張り裂ける思いでした。ディーゼルが群れの一員になっているのを見られて嬉しいです」 5年前に行方不明になったロバの飼い主、デイビッド・ドリューリーさんからのコメントでした。 CBSニュースによると2019年、デイビッドさんがディーゼルを連れてキャッシュ・クリーク原生地域をハイキングしていたところ、ディーゼルが何かに驚いて逃げてしまったといいます。 ボランティアを募集し、何週間もかけディーゼルを捜索しましたが、発見には至りませんでした。エルクの群れは、ディーゼルが行方不明になった場所からあまり離れていない場所で生息しています。

「驚きました。やっとディーゼルの姿を見ることができました。いい子にしていたみたい。最高の人生を送っているようです。幸せそうで、健康そうで、ただただホッとしました」と、デイビッドさんの妻テリーさんはCBSニュースに語りました。 夫婦は、ディーゼルを捕まえてまた飼育するつもりはないと話します。 「ディーゼルはもう、完全に野生のロバになりました。（ロバとエルクは）まったく異なる生き物ですが、仲良くすることを学び、互いの家族になっています」