大阪市・松井市長が定例会見4月15日(全文1)まん延防止措置の効果見極めが必要
19日以降の判断は変わらないのか
朝日新聞:その見極める期間は19日以降の判断というところは変わらないということですか。 松井:だからそれは早く効果が出てくれば、出て、効果が出る期日に、タイムリミットに来てないんだから。今はまだ、まん延防止の効果が出ていないんですよ。それでやってることの効果が出ていない、潜伏期間を考えて出ていない中で、じゃあどうする? と。さらに厳しい措置についての検討は必要だと思うけど、今まず効果を見極めるというのは当然のことだと思います。 朝日新聞:分かりました、ありがとうございます。 A:すいません、1点、訂正がございます。市総合医療センターのICUのベッド数は27床ではなく28床でございまして、そのうち23床をコロナ専用とすると、そういうことで訂正させていただきます。 司会:それでは次の質問をお受けします。毎日新聞さん。
どういう考えに基づいて19日まで待つのか
毎日新聞:毎日新聞の田畠と申します。今の緊急事態宣言をお願いを国にするかどうかの見極めで、19日まで待つかどうかというところなんですけれども、先ほど朝日さんもおっしゃっていましたけれども、西浦教授の試算によれば、重症病床が4月末には500を超えるというような試算もありまして、今、重症病床の積み上げというのはかなり困難を極めているという状況だと思うんですけれども。で、かつ、その試算の前提としては、今、ひと月、1月の緊急事態宣言と同じ効果がまん延防止にあったとしても、それぐらいになってしまうだろうという試算なんですけれども。 その状態なので、もっと、西浦教授の意見としては、緊急事態宣言については今すぐにでも出すべきっていう意見ではあるんですけども、ここについては、先ほどのちょっと朝日さんの質問とかぶるんですけれども、市長としてはもうちょっと、19日まで待っても、重症病床がそこまで増えないんじゃないかという、そういうふうなお考えに基づいて、ちょっと待つということなんでしょうか。 松井:いや、だから、緊急事態を検討は必要だと言ってますよ。でも、今、検討しても、あしたから緊急事態宣言、出せる? 検討については、これは吉村知事も国と、これ以上増えてくる可能性もあるんで検討してくださいねと、だから吉村知事もそれはメッセージ出してるじゃない。休業要請も必要だということで。だから検討についてはやってるけど、あしたからすぐできる話じゃないでしょうと、現実的に。それで、来週には2週間が経過をして、まん延防止の効果が出てくるんならね。それがどういう効果になるか分からないよ、われわれが今考えているのは、下がり基調になってもそんなに急激に下がらないだろうねというふうには思ってます。だから、下がり基調の中でも、いかに病床をこれからさらにちょっと深掘りして、こじ開けさせてもらうかというところが、今、目の前でわれわれがやらなければならないことだというふうに判断をしてます。 だから、毎日も朝日も、緊急事態って言えば、あしたからできるように考えてるんじゃないの? その準備をしてるんです。まん延防止についても、吉村知事が言い出して、1週間掛かって、国と協議をして、まん延防止期間がスタートしたわけです。これ、制約ある生活をお願いするんだからね、さらに厳しい制約を、本来、自由に動けるところに、私権制限が掛かるわけだから、だからそれはやっぱり周知期間も含めて一定時間は必要ですよ。今、それはでも、準備はしています。でも最終的には国の判断です。