電力需給ひっ迫「注意報・警報時は府からも節電を要請」大阪・吉村知事会見6月29日(全文2)
府庁内で節電のために進めていることは
朝日放送テレビ:ABCテレビの大沼と申します。同じく熱中症対策に関しまして、東京都ですと節電を呼び掛けるっていうので都庁の中でも電気を消したりというのがありますが、大阪府庁の中で何か今、節電をするために進めていること、考えていることなどありますでしょうか。 吉村:まず、エアコンの利用として室温が28度になるように使用するというようなことは実施をしています。照明等については現時点ですのでまだ、先ほど申し上げた予備率10%ですから、何か真っ暗にするということまでは今の時点では考えてはいません。1人1人が使わないときには電気を消すとか、そういった1人1人の心掛けをしている段階だというふうに思っています。 朝日放送テレビ:そうしたら今、予備率が5%とか3%とかっていう話になると、大阪府でも同じく節電、もう電気を消すっていうことも考えることになる。 吉村:そういう可能性は出てきます。それはそのとき、そういう状況になったときにまたあらためてこういった形で発表させていただきます。 朝日放送テレビ:ありがとうございます。 司会:次にご質問。日経新聞さん。
今後なんらかの行動制限を考える場合の基準は
日本経済新聞:日経新聞の三宅と申します。コロナについて、プール開きなど、コロナと共存していく方向で進んでいく一方で、足元ではコロナの増加傾向にあります。もし今後なんらかの行動制限を考えるとすれば、何が基準になったりするのでしょうか。 吉村:これから新しい波が形成されるかどうか、そこは注視をしていきたいと思います。そういった新しい波が、明らかに急激な波が生じているとなれば府民の皆さんへの呼び掛け等をしていくということになると思います。ただ、基本的対処方針が、もうここもずっと国にも言ってるんですけどまったく変わってませんので。そうでいながらいろんな海外のお客さんの受け入れとかいろんなものが始まって、本質的なところの議論は棚上げしたままこうなってますので、もし感染が増えればまた同じ、スタートに戻るというか、たぶんそういうことになるだろうと思っています。でもそれはもう言っても仕方ありませんから。なので、もし感染が急拡大して波が形成されるということになればまた大阪府からも、僕からもしっかり発信をしていきたいと思います。 日本経済新聞:ありがとうございます。 吉村:まだ今の段階ではなかなか、明らかに増えてる傾向にはあると思いますけども、これは今までもちょっと上がって下がったりもあるので、ちょっとまだ確実な増加とか確実な波だということはまだ判断できないという状況です。ただ、もちろんこのあとどう上がるのか、あるいはもう同じようになっていくのかはちょっと分かりません。ただ、この直近1週間を見ると、やっぱり増えてるということは間違いないと思っています。 司会:次に。大阪日日新聞さん。