電力需給ひっ迫「注意報・警報時は府からも節電を要請」大阪・吉村知事会見6月29日(全文2)
ぜひ熱中症対策のほうを優先してほしい
とりわけ高齢者の皆さんにおいては節電よりも、節電対策と熱中症対策、どちらを優先したらいいんですか、クーラーについてどうしたらいいですかとなったときには、ぜひ熱中症対策のほうを優先していただきたいと思います。なので、やはり今回、7月1日から9月の30日まで節電の要請をすることになります。これは日本全国で節電を要請するということの国の発表もありました。大阪府でも自治体として府民の皆さんにそのお願いをするということになります。もちろんこれは節電の状況がありますので、いわゆる需給の逼迫の率ですね、それが注意報の場合、それから警報の場合というのがあります。予備率が5%なのか、あるいは3%、それを下回るようになるのか、そういったものが1つの、それが目安になります。 今、関西電力管内においてはだいたい、直近では10%の予備率ですから、注意報の5%は、あるいは警報の3%に今の段階ではなっていません。注意報や警報となれば、よりさらなる節電の要請を、あらためてそういう状況になったら府からも発表させていただきます。ただ、今はその状況ではありません。なので関東都心部よりは電力は逼迫している状況ではありません。ただ、このあと暑い夏が来ますので、どういう状況になるかは分からないし、関電が発表しているとおり、厳しい状況になる可能性は高いと思っています。ただ、今の現時点だけ見ると10%程度、東京都心部よりは予備率というのはそこまで厳しい状況にはなっていません。
室内では積極的なエアコン活用をお願いしたい
でも、その状況の中でも、もう関西圏も含めて、もう日本全国で節電の要請をするという国の方針が決定されました。7月1日から9月30日までです。ですので府民の皆さんにおかれましては節電のご協力をお願いしたいと思います、ということも当然お伝えをしていきますが、とりわけ熱中症のリスクもありますので、そういった意味では積極的な、特に室内においては積極的なエアコンの活用をお願いしたいと。これはもちろん高齢者に限らず、小さな子がいらっしゃるご家庭、また、われわれだってそれは熱中症で運ばれることはいくらでもありますので。成人がだいたい運ばれてるのも37%ですから、もちろんちょっと人口比率は違いますけど、37%、われわれだって当然熱中症になるわけで、室内で過ごすという意味では熱中症対策のほうを僕は優先すべきだと思っています。 司会:次にご質問。読売新聞さん。