名古屋市・河村市長が定例会見9月13日(全文2)積極的疫学調査を縮小するつもりはない
積極的疫学調査の比重を見直す考えは?
読売新聞:読売新聞の木村です。今の自宅療養者の死亡に関連して伺いたいんですけども、この方、8月29日に陽性が判明して、保健センターが男性に初めて連絡を取ったのが翌々日の31日で、この理由について市は感染者の急増で対応が遅れたと説明されてます。一部の自治体では感染者急増に伴って感染した方の健康観察が増えてるので積極的疫学調査を縮小する動きとかもあると思うんですけども、現状、名古屋市も要請した方への連絡が遅れてるぐらい保健所が逼迫してたような状況だったとこれで分かると思うんですけども、今後の、積極的疫学調査、市長は力を入れられてますけども、比重というか、その方針、方向を考え直されるお考えってありますか。 河村:いや、積極的疫学調査ってちょっと難しい言葉ですけど、感染ルートの徹底した探索というんですけども、これはやっぱりさらに充実してやっていくと、今こそ。これを縮小するというのは役所の仕事の放棄になると思うんだけどね、僕は。なぜかというと、繰り返し言うけど、これ役所しかできないんですよ。誰が感染したかいうて、知ってるのは保健センターだけですから。そこから感染していく可能性というのは、やっぱり現実的には一番高くて、当たり前ですけど。これは当たり前ですよ。全然そういう確実な網を掛けずに、市中全般に何時からお酒を飲むなと、出歩くなということもそれはそれも必要な状況まで来ておるかもしれませんけど。
亡くなった方は陽性が判明後、翌々日に連絡
だから感染ルートを丁寧にやっていくというのは、これはこういう疫学、伝染病といいますか、基本なもんで、これを縮小するつもりはありません。さらにしっかりやっていくと。保健センターをみんなで応援して。大変だけど、保健センターの皆さんにはしばらくお願いしますわと、地をはう努力をということです。だけど今言ったような、陽性になったときに、やっぱり、ほんで特にいったん、酸素が下がっとるということはやっぱりあれかね、息苦しいとかそういうことを患者さんが言ってみえたんかね、それ。持っていくいうことは。 木村:最初のときには、特にそういった苦しさはない。何回か電話してるうちに、1日の時点では特に息苦しさはないということでしたけど、2日のときにはあるというふうな話があって、それで翌日、受診調整をしましょうというような経過でございました。 河村:それは大変忙しい保健センターにあんまりこうすりゃ良かった、ああすりゃ良かったというのは、僕もあんまり言いたくないですけど、そうやって酸素、息の、僕も陽性になった【カ***00:44:21】しますけど、僕の場合は息苦しいというのはまったくありませんでしたので、それはいいですわ、それで。だけどちょっとでも息苦しいいう人には相当丁寧なフォローをやっぱりすべきだとは思いますけどね、これは。 読売新聞:最初の連絡が翌々日で遅れてるわけですよ。その積極的疫学調査等をやられていくというお話はそれで、今お話しされましたけども、陽性になった方の健康観察っていう、特に自宅療養者の方ですね、ていう部分は。 河村:ずっと同じですけど、陽性になりましたっていってしとったんだけど、ほんで、電話が、それから保健センターと取ったのは、ええかげんなこと言っちゃいかんな、きちっとしないと。だけど、わりと早かったと思いますよ。 読売新聞:市長のお話ではなくて、この自宅療養で亡くなられた方のお話をしてるんですけども。その方は陽性が判明して翌々日にしか連絡が来てないんですよ。 河村:だからそれ、僕の場合と比較しないと分からんもんだでいうことなんだけど。 読売新聞:それは通常よりも遅いというふうに市の担当者の方がおっしゃっていました。 河村:翌々日?