大阪市・松井市長が定例会見12月9日(全文1)27日には5万円しか届きません
大阪市の松井一郎市長は9日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪市の松井一郎市長が定例会見(2021年12月9日)」に対応しております。 【動画】大阪市の松井一郎市長が定例会見(2021年12月9日) ◇ ◇
大規模倉庫の初動対応能力向上のための研修会
司会:それでは市長定例記者会見を開始します。市長、よろしくお願いします。 松井:私からは大規模倉庫の初動対応能力を向上させるための研修会の実施です。令和3年11月29日に発生をした此花区北港緑地の大規模倉庫火災では管内の放送により従業員に的確に避難を促し、負傷者を出すことなく全員避難できたと聞いており、日頃からの自衛消防訓練が功を奏したと思います。大阪市では当該火災を受け、類似火災を防止するために市内21カ所の大規模倉庫に対し、11月30日から12月の10日にかけて消防用設備などのハード面、消防訓練の実施状況などソフト面について、緊急に立ち入り検査を実施しています。さらに、万が一火災が発生したときには自衛消防組織による初動措置が非常に重要になることから、大規模倉庫における実技操作訓練を取り入れた防火管理研修会を実施します。立ち入り検査の対象とした事業所に勤務する防火管理者および自衛消防業務に従事する方を対象とし、令和3年12月14日から16日の間で受講していただきます。 研修会では、日頃から消防訓練の重要性などを再認識していただくために、今回、大規模倉庫火災の概要や避難の状況などを説明するほか、屋内消火栓設備を実際に使用した放水など、実技の操作訓練を行います。防火設備を適切に維持管理し、災害時に的確な初動措置が取れるように、研修を通じて倉庫の火災予防対策の定着を図り、自主防火・防災管理体制の構築を推進していきます。僕からは以上です。
大規模倉庫火災、鎮火に5日間要したことへの受け止めを
司会:それでは質問をお受けします。必ずマイクを通しまして社名と氏名をお名乗りの上、ご質問をお願いします。質問は市政関連のみでお願いします。では幹事社の共同通信さん、お願いします。 共同通信:共同通信の【カワゾエ 00:03:50】です。この発表案件についてなんですけれども、まず11月29日の此花区の大規模倉庫火災には鎮火まで5日間要したということなんですけれども、あらためてこの事案に対する所感をお願いします。 松井:この当該倉庫には大量の医療用商品などがありまして、激しい燃焼で、炎、煙と熱気が強く、爆発の恐れもあったと聞いています。また、倉庫の特徴として窓が少ないということ、内部は倒壊の危険性もあり現状把握が困難で、侵入して消火活動まで時間を要しましたが、消防は一生懸命、頑張ったと、こう思います。大阪市では過去に類を見ない火災となりましたが、従業員の方に負傷者等が出ずに、あらためて日頃からの消防訓練の重要性、これを再認識いたしました。 共同通信:もう1点なんですけれども、今回、研修会を実施されるということなんですけれども、参加者に対しては、どのようなことを学んでどう生かしてほしいか、研修会を実施する狙いについてお伺いします。 松井:この研修会では大規模倉庫の特性や消防訓練のポイントなどを学んでいただくとともに、消防設備の操作方法等を習得してほしいと思います。実際に火災発生の現場に遭遇したときに、適切に対応していただけるように、研修会で学んだことをしっかり職場に持ち帰って、それぞれの自衛消防に生かしていただきたいと、こう考えます。こうした研修会等を通じて事業者の方々には自主防火・防災管理体制の確立に努めていただきたいと、こう思います。 司会:次の質問をお受けします。朝日新聞さん。