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なぜ横浜DeNA山崎康晃はプロ6年目にして牽制球を解禁したのか…阪神サンズ劇的逆転3ランの裏に壮絶心理戦

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THE PAGE

阪神が27日、横浜スタジアムで行われた横浜DeNA戦で8-6の劇的逆転勝利を収め連敗を「3」でストップした。試合は白熱のシーソーゲームとなったが9回2死一、二塁から1軍昇格したばかりの新外国人のジェリー・サンズ(32)が劇的な逆転3ラン。その裏には山崎康晃(27)にプロ6年目にして初の牽制をさせて集中力を乱した代走・植田海(24)の盗塁成功という隠れた布石と両軍ベンチの壮絶な心理戦があった。

ラミレス監督が「走者(植田)注意」を指示

 リモート応援による「ヤスアキジャンプ」に乗ってハマの守護神が9回のマウンドに上がる。阪神が新外国人ボーアの来日初タイムリーなどで1回に先制したゲームは、白熱のシーソーゲームとなったが、6回二死満塁から横浜DeNAの新外国人オースティンの逆転タイムリーが飛び出し、6-5のスコアで逃げ切り体勢に入っていた。  山崎は簡単に2アウトを取ったが、4番のマルテを歩かせたところで、阪神ベンチが動く。代走に昨年12盗塁の“走り屋”植田を送り、代打に大山悠輔をコールした。  大山へのカウントが2ボール、1ストライクとなったところで、突如、横浜DeNAベンチはタイムを取り、木塚投手コーチがマウンドへ向かった。ラミレス監督が指令したものだった。 「植田のリードが大きかったんだ。それで“走者に注意しろ“と(木塚コーチに)言ってもらった」  確かに植田のリードは、アンツーカーの色の変わり目あたりまで取られていた。  山崎は、ここでプロ5年間、一度もしたことのない牽制をついに解禁した。  流れるようなスピーディーな牽制を2回。いずれも植田は頭から帰塁した。だが、次の4球目に植田はスタートを切った。投じたボールが、ツーシームだったこともあり、嶺井の送球はクロスプレーとなった。ジャッジの判定は「セーフ」。ラミレス監督は、リクエストを要求したが、判定は覆らなかった。  故・野村克也氏が、阪神監督時代にチームに配布した分厚いファイル「ノムラの考え」には、「牽制は2度まで。3度続けての牽制はほとんどないからそこでスタートを切るべし」とある。その時代を知らない植田が、その法則をインプットしていたか、どうかはわからないが、牽制を封印してきた山崎が3度目の牽制をしてくる可能性は低かっただろう。  山崎の様子は明らかにおかしくなった。

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