【巨人】異国で武者修行に励む2人の「プロテクト」は? 甲斐獲得の「人的補償」で若き“有望株”が移籍する可能性も
中日から自由契約となったライデル・マルティネスを獲得し、ソフトバンクからFA権を行使した甲斐拓也も獲得するなど、今オフは積極補強に乗り出している巨人。だが、甲斐を獲得したことで、それに伴う人的補償に誰が選ばれるのか、注目が集まっている。 【動画】まさに圧巻デビュー!プロ3年目の京本がリーグ首位打者のサンタナから見逃し三振を奪ったシーン 人的補償は28人をプロテクトする中で、若手の有望株がそれに漏れてしまうリスクもある。現在、オーストラリア・ウィンターリーグ(WL)のアデレード・ジャイアンツに巨人の秋広優人と京本真が派遣されているが、彼ら2人はどうだろうか。 秋広は21日までに22試合で打率3割、2本塁打、8打点と活躍。京本はこの日のシドニー・ブルーソックス戦に先発して、7回6安打2失点、9奪三振の好投を見せた。 大分の明豊高から2021年育成ドラフト7位で巨人に入団した京本は今年3月に支配下登録され、1軍に4試合にリリーフ登板して防御率3.60をマークした。11月から参加しているオーストラリア・ウィンターリーグでは先発で調整を続け、35イニングを投げて43奪三振と輝きを放っている。 来季4年目を迎える20歳の右腕はファンも飛躍を期待しており、万が一プロテクトから外れて移籍となった場合は大きなダメージとなるだろう。 22歳の秋広も今回、異国の地で「武者修行」に励んでいるが、今季は26試合で打率.261、0本塁打、1打点の成績に終わり、長打を期待される「ロマン砲」には寂しい数字が並んだ。 松井秀喜氏の背番号「55」を受け継ぎ、大きな期待を寄せられながも1軍に定着できずにいるため、来季5年目はまさに正念場となる。 「人的補償」はマイナスなイメージが持たれやすいが、他球団が必要とし期待をかけるからこそ移籍が実現する。若き投打の2人は果たしてどうなるだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]