鈴木誠也がドジャースの補強候補に…米報道 T・ヘルナンデスの残留交渉難航で新たな選択肢を模索か
カブス・鈴木誠也外野手(30)がドジャースの補強候補に挙がっていると21日(日本時間22日)、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のK・ローゼンタール記者が報じた。 【写真】鈴木誠也&妻・畠山愛理、レアな“夫婦デート”ショットが素敵! 記事によると、ド軍は今季4年ぶりのワールドシリーズ制覇に貢献したT・ヘルナンデス外野手と再契約の交渉を行っているが、難航している模様。総額6600万ドル(約104億円)から7200万ドル(約113億5000万円)程度の3年契約を求めるT・ヘルナンデスとの交渉がまとまらなかった場合、「どれだけ現実的なものなのかは、まだ分からない」としながらも「魅力的な右打者の代役を何人か探っている」として、パドレスからFAのキム・ハソン内野手、トレードでは鈴木誠也、WソックスのL・ロベルト外野手らをリストアップしているという。 鈴木がドジャースに移籍するには、ノートレード条項を放棄しなければならないが、同記事では「ヘルナンデスの代役を務めるには外野手を獲得するのが簡単だ」と指摘。鈴木には今後2シーズンで3600万ドル(約56億8000万円)の契約金が支払われ、完全なノートレード条項がついている。ただ、カブスは23年打点王のタッカーをアストロズから獲得しても鈴木を放出する考えを持っていない。右打者の市場は薄く、メジャー通算OPS・824の鈴木の代役は難しいと考えているようだ。だが、今季の鈴木はDHでの起用が多く、タッカーの存在で来季も外野はそろっている状況。来季も同様の起用となる場合、外野手での出場を希望する鈴木とは“誤差”が生まれることになる。記事では「(鈴木の)考えを知る関係者によれば、その可能性があるというだけで、鈴木はトレードに応じたくなるのだという」と伝えている。 来季はベッツが右翼から遊撃に再転向する予定のドジャースにとって、外野手のピースは必要不可欠。場合によっては今季の正二塁手・ラックスもトレード候補になると同サイトは報じており、T・ヘルナンデスの去就次第では大きな動きがあるかもしれない。来年3月18、19日には東京でカブスと開幕シリーズを戦うが、鈴木がカブスではなくドジャースのユニホームを着ている可能性もある。
報知新聞社