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横山信弘

横山信弘認証済み

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経営コラムニスト

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見解メールで済むことなのに電話する理由は一つしかない。その人にとって「書く」よりも「話す」ほうが負荷が少ないからだ。他者視点よりも自分視点で物事を考えている証拠である。 「書く」と記録として残る。その場で正しく知覚できなくても、後で見返すことで再確認できる。情報の受け手のみならず、出し手にとっても「再確認」できるのは大きなメリットなのだ。しかし情報の出し手が「話す」を選ばれると、受け手は困る。話されたことをすべて知覚することは困難だし、それをすべて記録・記憶するのはもっと困難だ。録音したとしても「再確認」するのに大変な労力がかかる。 だからメールで済むことなのに電話する人は他者視点に欠けるのだ。自分がラクだから「話す」のである。コミュニケーション効率が著しく下がるので、情報の出し手は気を付けたほうがいいだろう。

コメンテータープロフィール

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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