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山路力也

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フードジャーナリスト

報告

補足詳しい状況が明らかになっていないので、これは一つの推測となりますが、閉店後で火を使っていない状況で出火した一つの可能性として「伝導加熱」による「低温着火」が考えられます。 古い木造建築の建物で、コンロなどの火が長期的に同じ場所で使われていると、建物の壁の水分が蒸発し乾燥状態となり、炭素だけが残る「炭化」という状態になります。コンロ周りに耐火保護がされていても、炭化した木材の壁にじわじわと熱が伝わり低温で発火するのです。この店舗が木造かは不明ですが、低温着火の火災事故は毎年のように起こっています。 古い木造店舗で飲食店を営む方や古い木造家屋に住む方は、壁に断熱材が使われているかを今一度精査して、ガスコンロを壁から離して設置するなどの対策と、火を使っていない状態でコンロ周りの壁の温度を確認し、熱がいつまでもあるようなら壁材の変更など、適切な処置をして火事を未然に防いで欲しいと思います。

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コメンテータープロフィール

フードジャーナリスト/ラーメン評論家/かき氷評論家 著書『トーキョーノスタルジックラーメン』『ラーメンマップ千葉』他/連載『シティ情報Fukuoka』/テレビ『郷愁の街角ラーメン』(BS-TBS)『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日)『ABEMA Prime』(ABEMA TV)他/オンラインサロン『山路力也の飲食店戦略ゼミ』(DMM.com)/音声メディア『美味しいラジオ』(Voicy)/ウェブ『トーキョーラーメン会議』『千葉拉麺通信』『福岡ラーメン通信』他/飲食店プロデュース・コンサルティング/「作り手の顔が見える料理」を愛し「その料理が美味しい理由」を考えながら様々な媒体で活動中。

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