北九州の味「資さんうどん」買収した社長に聞く 数年以内に国内で3倍の200店舗へ 台湾など海外進出も視野 自信の根拠は「出汁」
北九州発祥の「資さんうどん」が全国、そして海外へ。 10月、「資さん」を買収した外食大手のトップが単独インタビューに応じ、今後の構想を明かしました。 甘めのだしに柔らかくもっちりとした麺。 一番人気の「肉ごぼ天うどん」をはじめとして、福岡県北九州市で愛されてきた「資さんうどん」です。
さかのぼること2カ月前。 「資さん」に関する驚きのニュースが飛び込みました。 ガストなど3000店舗を展開する飲食チェーン「すかいらーくホールディングス」による買収が発表されたのです。 買収額は240億円にも上り、街では動揺が広がりました。 ◆北九州市民 「え、まじすか!すかいらーくに買収される…本当ですか?やばいっすね」 資さんが全国チェーンに? 買収がもたらすものとは… 取材班は東京にある「すかいらーくホールディングス」本社の金谷実社長を訪ねました。
資さんうどんは、1976年に北九州市で創業、半世紀近い歴史を持ち、現在は九州を中心に約70店舗あります。
まず社長が明かしたのは、今後の店舗展開についてです。 ◆すかいらーくHD 金谷実 社長 「3年から5年の数年以内に3倍くらいの200店規模にはできるかなと。そのくらいのスピード感を持ってやる」 5年以内に3倍の規模に拡大へ。
12月には関東地方への初出店となる千葉県八千代市でのオープンを控えています。 その現場近くの住民は… ◆千葉県八千代市の人 「ネットニュースでできるというのを見て、すごいおいしそうだなって楽しみですね。ごぼう天食べてみたいですね」 Q.ここにできるんですよ ◆福岡出身・千葉県八千代市の人 「えっ!!食べに来るよ!嬉しいよ、行くよ。(関東の人も)好きになると思うよ」 来年には、1月の東京・両国への出店を皮切りに10店舗のオープンが予定されていて、さらに全国チェーン化を加速させたい狙いです。 店舗拡大を進めるにあたっては、新規出店だけでなく、ガストなどすかいらーくの既存店を転換する方式も活用する方針だといいます。