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山口健太

山口健太

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ITジャーナリスト

報告

解説交通系ICを使う人が大半を占めるとはいえ、紙の切符を使う人も少数ながら残っており、そのために高価な磁気乗車券の仕組みを維持するのはコスト的に難しくなってきたという背景があります。 磁気乗車券との違いとしては、QR乗車券には情報を「書き込む」ことができないため、別途サーバーが必要になります。発表によれば、鉄道8社共用の乗車券管理サーバーを導入するとのことです。 また、これまでは改札機の中で運賃計算をする必要があるため限界があったのですが、QR乗車券の仕組みなら、将来的にはもっと複雑な計算が必要な企画乗車券のようなものを発行できる可能性があります。これは利用者にとってもメリットがありそうです。

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    フリーライター

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  • 石井徹

    モバイル・ITライター

    解説裏が黒い「紙のきっぷ」がなくなり、QRコードが印刷された「紙のきっぷ」に置き換わります。 改札機の…続きを読む

コメンテータープロフィール

(やまぐち けんた)1979年生まれ。10年間のプログラマー経験を経て、フリーランスのITジャーナリストとして2012年に独立。主な執筆媒体は日経クロステック(xTECH)、ASCII.jpなど。取材を兼ねて欧州方面によく出かけます。

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