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矢萩邦彦

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アルスコンビネーター/知窓学舎塾長/多摩大学大学院客員教授

報告

見解小学生から大学院生まで現場で関わっていますが、読解力低下を感じるシーンは少なくありません。長文の課題文はもちろん、数行の問題文の意味が分からない、何を問われているのか分からないケースも多く、それを放置したまま進んでしまう学校や塾のカリキュラムにも問題があります。 「本や論文なんて読まなくても生きていける」「私も本は読んでません」などという言説も散見しますし、実際に動画で学んだり、暗記に頼って受験を乗り切る人も増えていますが、少なくともある程度の読解力が無いまま高等教育レベルの内容を身につけるのはほぼ不可能です。 私の授業では短文の言い換えに時間をかけますが、適切にトレーニングすることで半数以上は読解力が改善します。教育機関ならどの程度読めていないかを把握して個別サポートすることが重要ですし、社会人なら自分自身が読めていない、かみ合っていない可能性や違和感に気づけるようにしたいところです。

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コメンテータープロフィール

矢萩邦彦

アルスコンビネーター/知窓学舎塾長/多摩大学大学院客員教授

1995年より教育・アート・ジャーナリズムの現場でパラレルキャリア×プレイングマネージャとしてのキャリアを積み、1つの専門分野では得にくい視点と技術の越境統合を探究するアルスコンビネーター。2万人を超える直接指導経験を活かし「受験×探究」をコンセプトにした学習塾『知窓学舎』を運営。主宰する『教養の未来研究所』では企業や学校と連携し、これからの時代を豊かに生きるための「リベラルアーツ」と「日常と非日常の再編集」をテーマに、住まい・学校職場環境・サードプレイス・旅のトータルデザインに取り組んでいる。近著『正解のない教室』(朝日新聞出版)◆ご依頼はこちらまで:yahagi@aftermode.com

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