なぜ兵庫で知事選に? 内部告発への対応の是非めぐり、17日投開票
朝日新聞デジタル
補足内部通報問題はもはや争点ではない。選挙の争点は改革を進める知事を支持するか(復帰させる)か、対抗馬を選んで井戸時代の県政に戻す勢力を支持するかの二択になっている。そもそも記事で内部通報と書かれている3月のものは正確には外部通報である。その場合、通報者側に真実相当性が求められるが百条委員会は証明できていない。しかも最近になって元副知事が百条委員会の秘密会で証言した音声データがネット上に出回り、「外部通報は政権転覆の謀略のためだった」と判明。外部通報ですらなくただの怪文書とわかった。ところが百条委はこのやりとりを隠蔽していた。なお百条委は法律家ではない元朝日記者を公益通報の専門家として呼び知事は違反という発言を得た。しかし法学者や弁護士は適法という意見が多い。内部通報問題はそもそも難しいし、今回は特に複雑である。そして県民生活から極めて遠い。そもそもこれが最大の争点になるとは思われない。
専門は戦略と改革。国交省(旧運輸省)、マッキンゼー(パートナー)を経て米ジョージタウン大学研究教授、慶應大学総合政策学部教授を歴任。平和堂、スターフライヤー等の社外取締役・監査役、北九州市及び京都市顧問を兼務。東京都・大阪府市・愛知県の3都府県顧問や新潟市都市政策研究所長を歴任。著書に『改革力』『大阪維新』『行政評価の時代』等。京大法、米プリンストン大学院修士卒。これまで世界119か国を旅した。大学院大学至善館特命教授。オンラインサロン「街の未来、日本の未来」主宰 https://lounge.dmm.com/detail/1745/。1957年大阪市生まれ。