補足よく知られている通り、神奈川は全国でも有数の野球熱が高いところで、高校野球ファンの目も肥えています。甲子園に紐づいていない春の大会にも多くの観客が詰めかけます。今春の準々決勝は、第1試合が慶応対横浜、第2試合が東海大相模対桐光学園と、ともに注目カードだったこともあり、球場はほぼ満員になりました。 地域問わず、強豪の初戦は注目されますが、グラウンドで行われる公式戦でこれだけ多くの人が集まるのはあまり聞きません。例えば秋のブロック大会(予選)が当番校のグラウンドで行われる東京では、早実にスーパースターがいた時代(荒木大輔さんや、現・日本ハムの清宮幸太郎選手)は賑わっていましたが、横浜はチームとして注目されているのでしょう。 選抜出場がかかる今秋の関東大会の開催県は神奈川。秋の神奈川も熱くなりそうです。
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
Shinichi Uehara/1962年東京生まれ。外資系スポーツメーカーに8年間在籍後、PR代理店を経て、2001年からフリーランスのライターになる。これまで活動のメインとする野球では、アマチュア野球のカテゴリーを幅広く取材。現在はベースボール・マガジン社の「週刊ベースボール」、「大学野球」、「高校野球マガジン」などの専門誌の他、Webメディアでは朝日新聞「4years.」、「NumberWeb」、「スポーツナビ」、「現代ビジネス」などに寄稿している。