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野手No.1評価は明大の宗山塁か。ドラフトまであと1か月を切る#専門家のまとめ

上原伸一ノンフィクションライター
明大は昨年まで14年連続でドラフト指名選手を輩出している(2023年 筆者撮影)

国民的関心事とも言われるプロ野球ドラフト会議。今年は10月24日に行われる。「運命の日」まで1か月を切り、各社のドラフトに関する報道が賑わいを見せているなか、ドラフト1位候補の呼び声が高いのが、明治大学の主将・宗山塁(4年、広陵)だ。その理由はどこにあるのか?宗山遊撃手に関する記事をまとめてみた。

ココがポイント

宗山は打てて、守れるショートであり、チームをけん引するリーダーシップもある。(中略)1位入札するだけの価値がある。
出典:週刊ベースボールONLINE 2024/9/22(日)

(前略)日本ハム栗山CBOも「(中略)当たり前のことが当たり前にできるっていうのは美しく見える(後略)」
出典:スポニチ 2024/9/24(火)

(前略)「ドラフトの超目玉」として注目度が高いのが、宗山だ。(中略)1年目から遊撃のレギュラーとして計算できる。
出典:AERA dot. 2024/9/25(水)

エキスパートの補足・見解

今春、大学球界で一番注目されていたのは明大の宗山だった。ベースボール・マガジン社が発行している「大学野球」の春季リーグ戦展望号では、宗山が1人で表紙を飾った。
ショートのレギュラーになったのは1年秋。2年春には首位打者となり、3年秋までのリーグ戦の通算打率は.348。通算安打は98で、明大先輩の髙山俊(元阪神、現・オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ)が持つ最多記録131本の更新の期待もされていた。


だが、ケガに見舞われ、春の出場は5試合のみ。4安打の積み上げで終わった。本来は「宗山のチーム」だったはずの大学日本代表からも外れた。
しかし、秋の東京大学との開幕戦では、8回まで0対0の拮抗した展開だったなか、9回に決勝ホームラン(通算9号)。宗山はやはり千両役者である。


2年春から、いつも打つのも、絶対にエラーしないのも、半ば「当然」と思わせてきた明大不動の3番・ショート。試合に出られず、ベンチで仲間を鼓舞するしかなかった春は、挫折感も味わっただろう。それでも、この経験は大きな糧になっているはず。ラストシーズンの「当然」が楽しみだ。

ノンフィクションライター

Shinichi Uehara/1962年東京生まれ。外資系スポーツメーカーに8年間在籍後、PR代理店を経て、2001年からフリーランスのライターになる。これまで活動のメインとする野球では、アマチュア野球のカテゴリーを幅広く取材。現在はベースボール・マガジン社の「週刊ベースボール」、「大学野球」、「高校野球マガジン」などの専門誌の他、Webメディアでは朝日新聞「4years.」、「NumberWeb」、「スポーツナビ」、「現代ビジネス」などに寄稿している。

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