イチロー氏が松井秀喜氏が高校野球女子選抜と真剣勝負 #専門家のまとめ
日米通算4367安打のイチロー氏率いるアマチュア野球チーム「KOBE CHIBEN」と「高校野球女子選抜」のエキシビションマッチが23日、東京ドームで行われた。この試合は「高校野球女子選抜強化プログラム」の一環で、2021年から実施されている。試合は「KOBE CHIBEN」が17-3で勝利した。イチロー氏や松坂大輔氏の真剣なプレーや、初参戦した松井秀喜氏の豪快な3ランが2万8483人の観衆を沸かせる一方で、今年も女子野球の発展につながる機会になった。
ココがポイント
エキスパートの補足・見解
高校年代では男子の競技人口が減り続けているが、女子は2023年度の競技人口が約1700人と、ここ5年で倍近くになったという。2021年8月には全国高校女子硬式野球選手権大会の決勝が初めて「阪神甲子園球場」で開催された。受け皿となるチームも増えているようだが、まだまだ少数派で、発展途上にある。その女子野球の選手に、野球の魅力を伝えているのがイチロー氏だ。今年も50歳にして猛練習を行い、真剣勝負を通して、高校卒業後も野球を続ける予定の女子選手たちにエールを送った。関心はもっぱら、イチロー氏、松坂大輔氏、そして初参戦の松井秀喜氏に集まったのは否めないが、女子選抜の選手は、この3人と一緒に大観衆の前でプレーができた。大きな財産になっただろう。ある女子野球の高校の監督は「広く女子野球を知ってもらえる有難い機会にもなっている」と話す。なぜ、イチロー氏が毎年、あそこまで真剣に、そして野球少年のようにプレーするのか?女子選抜の選手は東京ドームのグラウンドでしっかり感じ取ったに違いない。