見解「夫が外で働き、妻が家庭を守る」という家族モデルは高度経済成長期の名残りで、主婦年金(第3号被保険者制度)もこの家族モデルをサポートする制度の1つだったわけです。しかし、自営業者にはない制度でもあり、公平性をいうのであれば、自営業の被扶養者の第3号化こそ急ぐべきだと思います(これは同友会の問題ではないですが)。 一方で、ワークライフバランス時代には、そぐわなくなってきているのも事実かもしれません。だからといって、単純に廃止を訴えるのではなく、それによって本当に困る世帯を救うような制度、例えば、子育て中や介護中、低所得世帯の保険料の軽減などをセットで提案してはどうでしょう。そうした視点があれば、まだ多少なりとも受け入れられたのではないでしょうか。
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コメンテータープロフィール
<生涯永続できる家計の実現を!> マネー誌・女性誌等のライター・コラムニストを経て、独立系FPへ。講演・研修、コラム執筆や監修、個人相談などを業務としている。ライフワークとして、子どもから大人の方まで幅広く金融経済教育に携わっている。亜細亜大学ほかで非常勤講師、子どもマネー総合研究会理事を務める。趣味は講談、投資、猫に添い寝。