見解まだ空白の45秒について、事故前直前の管制塔内の管制官が、滑走路監視以外に何の作業や思考に時間が取られていたのかについて調査報告はまとまっていないものの、管制官への聞き取りは一通り終わっており、そこで確認した内容をもとに滑走路担当の管制官を補助する必要がある、と考えた結果の案ではないかと想像します。 しかし、現場がどの程度この案を違和感なく受け入れられるかは未知数ではないでしょうか。現場も納得の上での導入であれば良いと思いますが、少なくとも経験者である自分の感覚ではやりづらさが上回ってしまいます。 管制業務は人を増やして業務を分割すれば負荷が軽くなるわけではありません。適正な業務量と業務処理能力の対応が取れていれば、そこに一名追加することで逆に負荷が高まることがあります。 テトリスを半分で割って二名でプレーするとどうなるでしょうか?一名でやるほうが良いパフォーマンスになるのは明白です。
コメンテータープロフィール
元航空管制官で退職後は航空系ブロガー兼ゲーム実況YouTuberとなる。飛行機の知識ゼロから管制塔で奮闘して得た経験を基に、空の世界をわかりやすく発信し続ける。
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