炎天下で赤ちゃんを車内放置→母親「窓も開けて様子を見に来てた…」 熱中症に注意、JAFが実証「数分でも危険レベル」、子を車に残していく親は意外に多い!?
「隣の車見たらチャイルドシートで赤ちゃん1人で泣いてんの。誰も乗ってないし窓は10cmぐらいしか開いてない。夕方とはいえ天気よくて暑いし。ナンバー写真撮って店員にすぐ呼んでもらったら…。赤ちゃんは、かなり可愛いお顔だったし連れ去られていた可能性も。児相メール入れときます」 【写真】窓が開いていたのはコレだけ 連日、暑さが続き、熱中症疑いにより救急搬送される人も増加。屋外、屋内に関わらず、今や誰もが熱中症を発症する可能性があります。 1歳の女の子を育てるお母さん、ちび1yさん(@chibi_0527)は、買いものに行ったある日、西日が差し込む駐車場の車内に閉じ込められている赤ちゃんを発見。店員が店内に注意アナウンスをしたところ、母親が現れたと言いますが、その際の危機感のなさに怒り心頭。 「私も以前近くのスーパーの駐車場での車内で顔を真っ赤にして泣き叫んでいた赤ちゃんを発見しました」と同じような経験を語る人に加え、「寝てたから、小さい上の子連れているから、などどんな事も理由にはならない」「子どもが死んでしまう、連れ去られてしまうっていう危険予測がつかない」と保護者の言動に疑問や批の声が殺到。 「虐待案件になると思うので警察呼びましょう」「車内に子どもを閉じこめている=通報という経験をするだけでも、次回の抑止になる」と通報を促す声もありました。 「子どもの車内放置は絶対やめて」と訴えるちび1yさんに取材、猛暑の中で車内に閉じこめられることがいかにおそろしいかを注意喚起するJAF(一般社団法人 日本自動車連盟)の実験データや調査とともに紹介します。
緊急の場合は警察へ通報もあり
今回、ちび1yさんが投稿をしたのは、毎年、熱中症で命を落とす子どもがニュースになるため。保護者は危機感を持って欲しい、と取材に応じてくれました。 ちび1yさんが炎天下の駐車場で赤ちゃんの泣き声に気づいたのは、横に停めている自動車からフェーンという声が聞こえたから。「まさか1人じゃないよね……」と思いながら車内を覗くと悪い予感が的中してしまいました。 「夕方ですが、わが家の自動車の車内はモワッとしていてすぐに窓を開けるほどの暑さ。お隣の車には、西日が直接車内に差し込んでいました。車の色は黒だったこともあり、エンジンが切られた車内は、数分ですぐに暑くなっていたと思います」。 店員に店内アナウンスを依頼したところ、現れた赤ちゃんの母親は、上の子どもの手を引きながら「何度か(様子を)見に来てたんですけどぉ……」と言いながらゆっくり戻ってきたそう。「呑気すぎて、呆れたし、手が震えるぐらい怒りを感じずにはいられませんでした」。店員とその母親は会話を交わしていたそうですが、「私はすぐ車に戻ったので、どんなことを話したのか、わかりません」。 その後、ちび1yさんは該当の市の児童相談所に直接電話をして報告。「親子の名前がわかれば、今後の児童相談所の調査がしやすいとのことでしたが、聞いていなかったので、車のナンバーを伝えました。児童相談所が警察へ調査依頼を出す等の対応をしてくださるとのことです」 また、今後、このような状況に遭遇した場合の個人として行うべき点を聞いたところ、 ①駐車場を管理する施設の従業員に通報 ②緊急性があれば直ちに警察へ通報 と、いずれかの対応をお願いされたそうです。 「車内置き去りのニュースを見る度に悲しくなります。私も1歳の娘がいて、買い物に連れていくのはしんどい時もあります。すぐ戻るから……、今寝ているから……、エンジンつけているから……など一瞬の気持ちで、大切な我が子が危険な目に遭うこともあります。私自身も、子どもの安全第一に行動していきたいです」。