解説林業の事故発生率は全産業平均の10倍以上と異常な高率で問題となっているが、たいてい伐採時の事故である。ただこの事故(事件の可能性もある)は、伐採していた木がぶつかったわけではなさそうだ。トラックへの積み込み作業中に発生したようである。しかし直径7センチの丸太がトラック荷台の高さから落ちた結果の打撲なのか、ヘルメットをかぶっていたのかどうかも記されていないので、疑問が多い。死亡原因の解明を待ちたい。
コメンテータープロフィール
日本唯一にして日本一の森林ジャーナリスト。自然の象徴の「森林」から人間社会を眺めたら新たな視点を得られるのではないか、という思いで活動中。森林、林業、そして山村をメインフィールドにしつつ、農業・水産業など一次産業、自然科学(主に生物系)研究の現場を扱う。自然と人間の交わるところに真の社会が見えてくる。著書に『鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵』(築地書館)『絶望の林業』『虚構の森』(新泉社)『獣害列島』(イースト新書)など。Yahoo!ブックストアに『ゴルフ場に自然はあるか? つくられた「里山」の真実』。最新刊は明治の社会を揺り動かした林業界の巨人土倉庄三郎を描いた『山林王』(新泉社)。
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