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報告

補足身近な友の死という体験を経て、使命感を持ちつつ楽しく分かりやすく、記憶の継承や防災の啓発に取り組む安田さんに敬服します。 安田さんが目の当たりにしたのは、31人が入居していた7階建てビルの倒壊だとされています。当時の写真を見ると、ビルの根元から崩れてコンクリートの床や柱が粉々になっています。 この震災以降、建築の耐震基準は強化され、耐震改修を促す法律もできました。しかし、まだ旧基準のビルの多くは耐震診断さえも行われていないと指摘されています。事業者任せにせず、国や自治体の後押しによる対策を急がなければ、次の地震でまた同じ悲劇が繰り返されてしまいます。

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1973年横浜市生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科（建築学）修了。中日新聞記者を経て2008年からフリー。名古屋を拠点に地方の目線で社会問題をはじめ環境や防災、科学技術などの諸問題を追い掛ける。東日本大震災発生前後の4年間は災害救援NPOの非常勤スタッフを経験。2012年からは環境専門紙の編集長を10年間務めた。2018年に名古屋エリアのライターやカメラマン、編集者らと一般社団法人「なごやメディア研究会（nameken）」を立ち上げて代表理事に就任。

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