実は、今回の国の認定から90日間、今度は認定を受けた民間事業者側に「最終契約を結ぶかどうか」の最終判断をする権限(基本協定の解除権)が定められているので、現時点ではまだ大阪IRは正式決定ではありません。大阪IRは最後の決断の「ボール」が、まさに今民間事業者の手に移った状態と言えます。
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コメンテータープロフィール
日本で数少ないカジノの専門研究者。ネバダ大学ラスベガス校ホテル経営学部卒(カジノ経営学専攻)。米国大手カジノ事業者グループでの内部監査職を経て、帰国。2004年、エンタテインメントビジネス総合研究所へ入社し、翌2005年には早稲田大学アミューズメント総合研究所へ一部出向。2011年に国際カジノ研究所を設立し、所長へ就任。9月26日に新刊「日本版カジノのすべて」を発売。