踏み間違い防止機能、車載を義務化へ 来年6月にも 国交省検討
朝日新聞デジタル
見解昨今の高齢ドライバーのペダル踏み間違いによる事故を考えれば、必要な措置とも言えます。すでに多くの新車に装備されていますし、若年ドライバーでもペダル踏み間違いを起こすことは珍しくないので、安心できる装備ですね。 しかし高齢ドライバーについては、そうそう新車に乗り換えるドライバーは多くないと思われます。そのため補助金などを整備した上で、75歳以上のドライバーが運転するクルマには、後付けの踏み間違い防止装置の装着を義務付けることも検討する必要があるのではないでしょうか。 そして踏み間違い防止装置も万全ではないので、やはりドライバーが運転能力を維持するための努力を怠らないことが重要です。まともに歩けない人が自分で運転して移動するのは、どう考えても危険です。 「早足で歩けなくなったら免許返納を考える」、というような分かりやすい基準作りも必要でしょう。
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。芝浦工業大学機械工学部卒。これまで自動車雑誌数誌でメインライターを務め、様々なクルマの試乗、レース参戦を経験。現在は自動車情報サイトEFFECT(https://www.effectcars.com)を主宰するほか、ベストカー、クラシックミニマガジンのほか、ベストカーWeb、ITmediaビジネスオンラインなどに寄稿中。最新著作は「きちんと知りたい!電気自動車用パワーユニットの必須知識」。