踏み間違い防止機能、車載を義務化へ 来年6月にも 国交省検討
朝日新聞デジタル
提言カタログに「サポカーS」の表示が付いているクルマには、すでに踏み間違い防止システムが付いています。むしろ付いていないクルマの方が少ないですから、国内向け新車については事実上義務化されていると言って良いでしょう。今から国がやるべきなのは、そうしたクルマが普及するまでの「つなぎ」をどうするかということではないでしょうか。後付けの誤発進抑制装置は、自動車メーカー7社の9機種、部品メーカー5社の7機種が国交省による性能認定を受けています。たとえば65歳以上でこうした装置を購入する場合に補助金を支給するとか、誤発進リスクの低いMT車に乗り換える場合に補助を行うとか、自動車教習所でMT車の再講習を安価に受けられるようにするなど、即効性のある取り組みを多面的に行っていただきたいと考えます。
国内自動車メーカー設計部門に約5年間勤務した後、地域タブロイド新聞でジャーナリスト活動を開始。同時に自動車雑誌にも寄稿を始め、難しい技術を分かりやすく解説した記事が好評となる。環境技術には1990年代から取り組み、ディーゼルNOx法改正を審議した第151通常国会では参考人として意見陳述を行ったほか、ドイツ車メーカーの環境報告書日本語版の翻訳査読なども担当。道路行政に関しても、国会に質問主意書を提出するなど、積極的に関わっている。自動車技術会会員。