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高橋浩祐

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米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員

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補足中国は、このICBMの種類や発射場所など実験に関する詳細を明らかにしていない。中国共産党傘下の英字紙チャイナ・ディリーは、中国がICBMの発射実験を公表したのは、ここ数十年で初めてのことだと強調した。 同紙は、「中国人民解放軍ロケット軍は太平洋の公海に大陸間弾道ミサイルを発射し、戦略的抑止力の威力を大きく誇示した」と報じた。 中国人民解放軍ロケット軍は関係国に事前に実験について通知したと発表した。 中国人民解放軍ロケット軍は現在、DF-31AG、DF-5B、DF-41など複数の種類のICBMを保有している。一方、中国人民解放軍海軍は、潜水艦発射型ICBMのJL-2を保有している。 中国の動きを警戒するバイデン米大統領は今年3月に核兵器配備に関するガイダンスを改定し、核戦力を増強する中国の脅威への備えに重点を置く方針に変更した、と米紙ニューヨーク・タイムズは8月に報じた。

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コメンテータープロフィール

高橋浩祐

米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員

英軍事週刊誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」前東京特派員。コリアタウンがある川崎市川崎区桜本の出身。令和元年度内閣府主催「世界青年の船」日本ナショナルリーダー。米ボルチモア市民栄誉賞受賞。ハフポスト日本版元編集長。元日経CNBCコメンテーター。1993年慶応大学経済学部卒、2004年米コロンビア大学大学院ジャーナリズムスクールとSIPA(国際公共政策大学院)を修了。朝日新聞やアジアタイムズ、ブルームバーグで記者を務める。NK NewsやNikkei Asia、Naval News、東洋経済、週刊文春、論座、英紙ガーディアン、シンガポール紙ストレーツ・タイムズ等に記事掲載。

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