自らの弁護団をも欺き、レバノンに向け、日本を出国したゴーン被告。東京地裁がゴーン被告の保釈を取り消す決定をしたが、それも完全に後の祭り。 以前、レバノン人友人とゴーン被告について話したことがあるが、ゴーン被告はレバノンでは立志伝中のヒーロー。いくら日本が外交ルートを通じて、日本に戻るように求めても、レバノン政権も国民世論を踏まえれば、なかなかそれを後押しする形で応じることは難しいと思われる。 2020年もゴーン裁判の行方に国際的な注目と関心が集まるだろう。
コメンテータープロフィール
英軍事週刊誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」前東京特派員。コリアタウンがある川崎市川崎区桜本の出身。令和元年度内閣府主催「世界青年の船」日本ナショナルリーダー。米ボルチモア市民栄誉賞受賞。ハフポスト日本版元編集長。元日経CNBCコメンテーター。1993年慶応大学経済学部卒、2004年米コロンビア大学大学院ジャーナリズムスクールとSIPA(国際公共政策大学院)を修了。朝日新聞やアジアタイムズ、ブルームバーグで記者を務める。NK NewsやNikkei Asia、Naval News、東洋経済、週刊文春、論座、英紙ガーディアン、シンガポール紙ストレーツ・タイムズ等に記事掲載。
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