Yahoo!ニュース

鈴木朋子

鈴木朋子認証済み

認証済み

ITジャーナリスト/スマホ安全アドバイザー

報告

補足本法案では、罰せられるのはプラットフォーム側となっています。規制対象となっているプラットフォームがこれまで行ってきた未成年者保護についての対応は、それぞれ異なっています。Metaは2024年9月に10代の保護を強化する「ティーンアカウント」を発表しており、TikTokは年齢別の機能制限やペアレンタルコントロール機能を早くから実装しています。プラットフォームとしては、一律の規制に反発したい考えもあると思われます。 一方、未成年者のSNS利用に問題があることは確かです。今回の規制によって、周囲が一斉にSNSをやめることは効果がありそうです。しかし、他のサービスを利用するなどの抜け道を考える子どももいるでしょう。規制を受けている間にも、ネットリテラシー教育を十分に行う必要があると考えます。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった445

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 塚越健司

    城西大学助教(情報社会学)。技術と人間の関係に注目

    見解強制を伴う法執行は社会のルールとしては最後の手段です。子供へのSNSの影響が長年問われ続ける中で、今…続きを読む

  • 高辻成彦

    目白大学経営学部准教授/経済アナリスト

    見解ガバナンス面からコメント致します。ユーザー側に罰則は設けないようですが、国で規制した場合、対策を講じ…続きを読む

コメンテータープロフィール

鈴木朋子

ITジャーナリスト/スマホ安全アドバイザー

メーカー系SIerのSEを経て、フリーランスに。SNSが専門で、コンシューマー向け、ビジネス向けともに取材を重ねており、広い視点での執筆を行っている。ITサービス、スマホアプリについての記事も多く手掛ける。子どもの安全なIT活用をサポートする「スマホ安全アドバイザー」としても活動中。著作は『親が知らない子どものスマホ』(日経BP)、『親子で学ぶスマホとネットを安心に使う本』(技術評論社)など多数。

関連リンク(外部サイト)

鈴木朋子の最近のコメント